2月6日は海苔の日。海外在住の友人たちの日本食への思い。一枚の海苔が教えてくれたこと。

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2月6日は海苔の日だそう。

海苔の日 | 全国海苔貝類漁業協同組合連合会
私達ノリ生産者は、海を汚染から守り、おいしいノリを育て、皆様に食べていただき、健康な生活をしていただきたいと常に願い、が...

2017年2月6日、毎日新聞連載の
TOKIOの城島リーダーのコラムで知りました。

《海苔がオススメ》とのタイトル。

TOKIOも作っている海苔には、
鉄分、カルシウム、ビタミンA、Cなど
12種類ものビタミン、食物繊維、
さらに植物には珍しいEPAまで
含まれていて、お勧めと。

1日2枚程度で十分な摂取量。
乾燥剤とともにチャック式の保存袋に入れ、
冷蔵庫で保管するのが一番。
常温に戻してから開封することと、
細かい注意も添えています。

最後に、今日が海苔の日であることを記し、
《東京湾にて江戸前のアサクサノリの復活を目指す
城島でした》と締めています。

TOKIOがやっている番組は見ていないのですけれど、
アサクサノリは絶滅危惧種で、
現在出回っている海苔は、
アサクサノリとは別物とは知っていました。
(熊本で復活のために頑張っている人たちが
いるということも)

TOKIOはそれをなんとか復活させよう
と頑張っているんですね。

自分よりかなり上の知合い。
毎月のように病院に通っています。

医師や栄養士の先生からいろいろ
食事、栄養指導を受けています。

先生方は知人が年配なのを配慮してか、
海苔を食べることを勧めたんだそうです。

下手なサプリを飲むより、
海苔を毎日、少しずつ食べなさいと。

栄養価があるのはもちろん、
癖がないので、嫌いな人が余りおらず、
食欲がなくても食べられ、食事以外でも
時を問わず、基本的にあぶるだけで
簡単に口に出来るからと。
(焼き海苔で密封したものならそのままでも)

自分も小さい頃から海苔が好きで、
よく食べていましたが、そんなに
栄養価が高いとは知らず、
はっきり言って見くびっていました。

とんだ認識不足でした。

昔よく海外に行っていた頃は、
海外に在住する友人たちから、
頼まれたのが、美味しい海苔。

彼らにとっては、まさに海苔は
日本を代表する大切な食べ物なんですね。

現在は全世界的に日本食が人気で、
日本の食品を扱う店が増えています。

有機大豆のお醤油なんて、わが家の近くの
スーパーで扱っていない醤油が、ローマの
有機食品の店で売られているのを見て、
驚いたことも。

海苔も寿司人気もあってか、
いい海苔が売られるようになりましたけれど、
20年ほど前は、探してもなかなかなかったのですね。

なので、海外在住の日本人が、
海苔を求める気持ちは今より、
ずっとずっと切実だったのです。

海苔は軽くてコンパクトで腐らないと、
持っていく方も扱いが楽なので、
よく持参しました。
(なかには来る友人、知人がみんな、
虎屋の羊羹と山本山の海苔を持ってくるので
困ったという知人もいたが……)

プラハかウィーンのどちらかに
行ったときだったか、
現地の知合いの家で食事をしました。

その時に出してくれたのが日本食。
(私=客のためというより、おそらく
知人が食べたかったのだと思う)

出してくれたのは、
白いご飯に味噌汁、塩鮭に海苔。

これらはみんな普段、日本でよく
食べていたもので、おそらく日本で
同じモノを食べても当たり前すぎて、
全く感激しないことでしょう。

けれど海外で長い間暮らしている知合いと
一緒に食べたそれらは、なんだか感激するくらい、
美味しかったのですね。

特に海苔の香り。
海苔ってこんなに香りがしたっけ
という位、部屋中に漂ったのです。

「いろいろ日本を思い出すものってあるんだけど、
海苔の香りって、まさに日本なの。
これをかぐと、涙が出てくることがあるんですよ」

そう知人は話してくれました。

故郷を離れた者にしか感じ取ることが出来ない
感覚なのかもしれません。

それとともに、日本にいると当たり前すぎて、
本当の価値がわかっていないものが、
たくさんあるのではないかと思わされました。

「当たり前を当たり前としない」

海外で一枚の海苔が自分に
教えてくれたのでした。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
ブログ「人生やり残しリスト」
https://yarinokoshi.blog.ss-blog.jp/

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