亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

知合いが、泣きながら食べたコッペパン。思い出料理人。

   

昨日、2017年3月1日、
浅草橋の福井町通りを歩いていたら、
《コッペパンカフェ イコール》という
コッペパン専門店を見つけました。

以前、そこにあったのは、
カフェとマッサージ店。
いつの間にか変わったようです。

そういえば、少し前、近所の人が
こちらの卵焼きをはさんだコッペパンに
ついて話してくれた覚えが。

ここだったんだと確認しました。

今、この浅草橋のお店に限らず、
あちこちにコッペパンの専門店が出来て、
どこも人気があるみたいですね。

自分より少し年上の知合いが、
去年暮れ、やはり近所にコッペパンの
専門店が出来て、そこで家族が買って
きてくれたコッペパンを食べたときの
話をしてくれました。

土曜日のお昼、その方は自宅のリビングで、
テレビを見ながら、コッペパンにほおばった。

バターナイフで上から縦半分に切れ目を入れ、
バターではなく、マーガリンそして缶詰の
粒あんをたっぷりとはさんで、ほおばった。

飲み物はマグカップにはいったホットミルク。

がぶりとコッペパンにかぶりつく。
小麦粉の香りとマーガリンの油っぽさと、
粒あんの甘さ。

それらが一体となって、口の中からのどに
通り過ぎていく。

もう一口、次のパンを入れて、かんだら、
今度はホットミルクで流し込む。

食べていたら、なんだかボロボロと
涙が出てきたといいます。

小学校の時を強烈に思い出したと言います。

彼のお宅では、
お母さんも働いていて、
土曜日もいない。

半ドンの学校から帰ってきた昼は、
大抵、お母さんが置いていったコッペパン。

そこに自分でマーガリンを塗って、
あんこやジャムなどをさらにはさんで
小さなミルクパンでミルクを温めて、
一緒に食べていたんだそう。

そんな小学生の時の風景の記憶が
鮮やかに蘇ったといいます。

「自分でもなんで涙があふれてきたか
わからない」。

そう知人は言いました。

人によって違うと思いますが、
多くの人には、思い出の引き金となる
食べ物があるのではないでしょうか。

知人にとってのそれは、コッペパンだった。

そういえば数日前、フジテレビで
テレビ西日本制作の
《「こんな仕事があったんだ」2》
という番組が放送されました。
http://www.tnc.co.jp/wonderfuljob/

その中に、
《それぞれの記憶の中の“思い出の味”を再現する
「思い出料理人」の宗河美幸さん》が紹介されていました。
http://miyuki-cooking.com/

番組では、香川県の女性が、小さい頃、
父親に作ってもらった鮒料理「てっぱい」。

そして番組MCの博多華丸が、
小学生の頃に食べていた
今はもう無くなった福岡県民プール前に
出ていたワゴン車で売っていたホットドッグ。

この2つを再現していました。

「てっぱい」は、香川県に多いため池に生息する鮒を
薄切りにして塩をして、短冊にした大根、人参と一緒に
酢味噌であえた料理。

宗河さんは、依頼人の娘さんの話を聞き、
一緒に地元のスーパーを回りながら、
お父さんが使っていたであろう味噌を探したり、
鮒を取り寄せたりして、何度も試作を繰り返して、
思い出の料理を再現していました。

ホットドッグの方は、華丸が覚えている
細長い真っ赤なソーセージは、
今はもう作られていないので、メーカーに
特注してつくってもらっったとか。
(このホットドッグのパンはコッペパンのよう)

香川県の女性も華丸も、再現してもらった
料理を食べると、涙をあふれさせ感激していたのが、
とても印象的でした。

食べ物の思い出というのは、
人間の本能に訴えるところがあるようです。

そういえば、小説が原作の
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388334
「鴨川食堂」というドラマが、
1年ほど前にNHKーBSプレミアムで放送されました。
http://www.nhk.or.jp/pd/kamogawa/
これも思い出の味を捜す、再現する
という料理人の物語でした。

これも思い出の料理の再現を頼む
依頼人にとても共感するドラマでした。


ドラマの時は、鴨川流に、
そして今回の番組だったら、宗河さんに、
何を依頼するかなーと思って見ていました。

あなたが再現してもらいたい料理は何ですか?

 - 未分類

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」が手記「絶歌」を出版。遺族は出版中止、本の回収を求める。

1997年・平成9年に起こった神戸連続児童殺傷事件。 非常にショッキングな事件で …

「水書き書道」で練習量が増え、字が上達したと言う知合い。

以前にも書きましたが、 小さい頃、書道を習っていました。 高校くらいから今まで長 …

「京の蛙と大阪の蛙」。梅雨入り前に、近所の公園で少なくなった蛙を見かけて。

東京ではカエルを見ることが少なくなりました。 けれど、先日、雨の降った日、近くの …

「冷暖自知」(れいだんじち)。ネット、ヴァーチャル時代。実際に体験することの重要さ。

中学の時だったか、町のパン屋さんが 新たに発売したパンが評判となったことがありま …

年配の知合いのスポーツクラブの意外な利用目的とは?

年配の知合い。 近所のスポーツクラブの会員となっています。 最近、24時間オープ …

「ヨルタモリ」で、タモリさん扮する大学教授が「子役が目上の者に、『お疲れ様です』というのはおかしい」と発言。

「ヨルタモリ」。 http://www.fujitv.co.jp/yorutam …

「継続は力なり」。毎日、足裏を刺激し続けた結果、健康になり、足裏を押しても無痛に。

足裏マッサージ。 ご存じですか? 街中にリフレクソロジー、 台湾式足裏マッサージ …

1月25日、初天神。思い出すのは落語と祖母。

1月25日は初天神でしたね。 菅原道真をお祀りする天満宮に、 その年初めてお参り …

友達のお母さん。週に二度のマッサージ通いで体の調子が良くなる。

先日、友人が家に遊びに来た時、 友人のお母さん(80代)が週に二度、 マッサージ …

明治天皇の玄孫(やしゃご)竹田恒泰さん、結婚。来孫(らいそん)、昆孫、仍孫、雲孫。

明治天皇の玄孫(やしゃご)の 竹田恒泰さんが、2015年4月19日、 一般女性と …