100歳の現役写真家・笹本恒子さん。「野の花に感謝の気持ちを」。骨折し車椅子でも野の花を撮る。

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日本ではじめての女性報道写真家・笹本恒子さん。
100歳で現役を続けていらっしゃいます。

2015年7月3日、NHKの「おはよう日本」において、
《野の花に感謝の気持ちを ~報道写真家・笹本恒子 100歳~》
とのタイトルで、近況が紹介されていました。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/
http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20150703.html

残念ながら、去年、二度転倒され、
両手と両足を骨折。
現在は、長年続けられた1人暮らしをやめ、
再び歩いて、撮影できるよう、
鎌倉の施設でリハビリを
続けていらっしゃるようです。

そんな中、現在、取り組んでいらっしゃるのは、
これまで笹本さんの人生にかかわった人との話を、
野の花とからめ、エッセイにすること。

たくさんの野の花の名前が書かれた
本の構想についての、
手書きのメモが写されていました。

本のタイトルは、「花あかり」。

文章は屋内でもできますが、
野の花の撮影は、現場に行かなくてはいけません。

リハビリ中の笹本さんにとって、
エッセイに添える野の花の撮影が、
一番の課題です。

今、撮影したいのが、初夏に咲く白百合。

白百合にまつわる叔父さんとの思い出を
つづりたいとのことです。

戦時中、笹本さんは、自宅で掘り出したユリの根を、
神奈川の山あいの町に住んでいた叔父さんに送ったところ、
毛筆でしたためた
「百合根の疎開とは、誠に優雅なことにござそうろう」
との返事が届いたそうです。

現在は車椅子の生活をされている笹本さん。
車椅子をおしてもらい、白百合の咲く野原に。

咲いている場所までは、道がなく、
下は雑草が生えている柔らかい土。
車椅子の車輪が沈みこみます。
咲いているそばまで行くのも大変です。

苦労しながら、車椅子を操作してもらい、
なんとかたどりついた笹本さん。

花を前に、生き生きとした姿で、
細かく車椅子の位置を変えてもらいながら、
様々なアングルから白百合を
撮影していらっしゃいました。

その姿を拝見して、どんなときでも、
意欲を失ってはいけないのだなと
強く思わされました。

今から、出版される本の出版が楽しみです。

笹本恒子写真ギャラリー
http://ameblo.jp/sasamotogallery/

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《人生やり残しリスト》
日本初の女性報道写真家・笹本恒子さん。9月1日で100歳に。11月に写真展。さらに本も出版。

記憶と実際の放送が違っていた部分を訂正しました。

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この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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