渋谷、宇田川遊歩道を歩くと、キンモクセイの香りが。蘇る記憶、思い出。

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取引先での会議のため、渋谷駅から、
宇田川遊歩道を通ったら、
甘いけれど爽やかな香りが漂ってきました。

キンモクセイです。

遊歩道の端に列をなして植えられている
キンモクセイがオレンジ色の可憐な花を
咲かせています。

秋がやってきたと季節を感じますね。
匂いは記憶に直接、結びつき、刺激するようで、
この香りをかぐと、小学校の運動会、準備、
秋の空などが脳裏に浮かびます。

それとともに思い浮かぶのは、
年配の方との会話です。

祖母や近所のおじさん、おばさんによると、
キンモクセイというのは、ご不浄の近くの
木であり花なんだそう。

昔は、今のような水洗ではなく、
くみ取り式がほとんど。
その悪臭を少しの間だけでも和らげるために、
お手洗いのそばにこの木が植えられていたとのこと。

その後、トイレが近代化され、
水洗に変わった後、人工の芳香剤が
出始めました。

今でもあるのかどうか、その芳香剤の香りは、
上の故事(?)にならい、キンモクセイの香りが
使われていましたね。

今時は、強い香りで悪臭を誤魔化すというところから、
臭いの元から絶つ消臭という方向に進み、
それゆえ香りも弱めのものに変わっているとのこと。

そういえば昔、香港に行った時、
このキンモクセイ=桂花の話になりました。

香港の人たちは、桂花金酒、楊貴妃や
お茶、お菓子などを思い浮かべると。

国によりイメージがこんなに違うのか
と驚きました。

そういえば、少し前になりますが、
10月初め頃にイタリアに行った時、
このキンモクセイの香りに
出合ったことがあります。

キンモクセイに似た木で香りだったのですけれど、
花の色はオレンジではなく白色。
「ギンモクセイ」という種類だったようです。

結構、この花は各地に植えられており、
香りもイタリア人にも、なじみがあるものだそう。
ギンモクセイの香油、オーデコロンなどもあるとか。

中国のようにお酒、お菓子など、
食べ物に使った例はまだ体験がありません。

何でもリキュールにしてしまうイタリアなら、
ギンモクセイで、
レモンチェロのようなお酒があってもおかしくないのに。

またオレンジの花を使ったドルチェなど、
シチリアあたりでよく見かけます。
ギンモクセイのお菓子もあるのかなー。

また秋にイタリアに行った時、
確かめてみたいと思いました。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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