阪神大震災で被災して落語家・桂文珍さんが目覚めたこと。

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落語家の桂文珍さん。

朝日新聞夕刊に現在、インタビューが掲載されています。

2015年10月14日は7回目。
《(人生の贈りもの)わたしの半生 落語家・桂文珍:7 66歳》
《自宅で阪神大震災 落語が救い》
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12015466.html

飛行機の操縦免許、
報道番組のキャスターの後、
阪神大震災の話をされています。

1995年1月7日、文珍さんは、
神戸のご自宅の1楷に寝ていました。
ケガはしなかったものの、
家はゆがんでしまったそうです。

2、3日後から、原付バイクにのり、
神戸のご自宅から、大阪のなんばグランド花月に通い、
出演をされました。

なぜか?

《お客さんに笑(わろ)ていただいて、
自分が癒やされたかったんです。
そうでなければ耐えられなかった》。

見出しにもありますが、文珍さんにとって、
《唯一の救いが落語》だったのですね。

この回の最期の質問は《震災で変わった?》。

文珍さんは以下のように答えられています。

《家のような形のあるものは壊れると思い知らされた。
改めて形のないものを身につけたくなりました。
健康、知識、なによりも芸。一番大事なものに覚醒したんです》。

阪神大震災、東日本大震災などで被災された方が、
文珍さんと同様なことを話されているのを
聞いたことがあります。

祖母は戦前、戦後、神戸に住み、
阪神大震災の時は大阪に住んでいました。

幸いなことに大きな被害はうけなかったものの、
南海地震、太平洋戦争などでは被災。

そうした体験をした祖母は孫たちにいつも
次のようなことを語っていました。

「大金を持っていても盗られたり、
落としたらソレでしまい。
目の前の食べ物は腹の中に入れたら盗られない。
しかし時が経てば腹が空いてソレでしまい。
(しかし美味しかったという体験は残る。
その体験は誰にも奪われない)
食べ物を得るすべを知っていれば、
何度でも腹を満たせる。頭の中に入っている
すべ・知恵は誰にも奪われない」

祖母からは多くのことを教えてもらいました。
この教えもその1つ。

知識、知恵を頭の中に入れてしまえば、
持ち運びは自由で、費用も税金もかかりません。
世界のどこでも生きていける。

祖母の教えを実行できているかは、
はなはだこころもとないですけれど、
これからも頭の中に「財産」を1つずつ
積んでいきたいですね。

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プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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