亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

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安倍総理、2017年、「丙酉」の仕事始めの言葉。大塩平八郎の座右の銘「山中の賊(ぞく)を破るのは易(やす)く 心中の賊を破るのは難し」

   

安倍総理が、2017年1月5日の自民党本部の
仕事始めで、次のような挨拶をしたそう。

「今年はただの酉(とり)年ではなく、『丁酉(ひのととり)』だ。
非常に大きな変化がある年で、新しいことが始まる年だ」。

そして、今から180年前の「丁酉」の年の1837年には、
大塩平八郎の乱が起きたことをとりあげ、

大塩平八郎の座右の銘
「山中の賊(ぞく)を破るのは易(やす)く
心中の賊を破るのは難(かた)し」
との言葉を引いて、
「目の前の敵を破るのは簡単だが、心の中の敵を倒すのは難しい。
この言葉を戒めとして、国民の信頼があってこその自民党、
安倍政権だという気持ちを持ちながら、一歩一歩進みたい」
と。

この言葉はもともと中国の王陽明の
「与楊仕徳薛尚誠書」からの言葉です。

自分の心を律すること、精神修養の難しさを説いた教えですね。

王陽明は、中国の明時代の儒学者、政治家です。
その下の名前をとった
陽明学の始祖として知られています。

元、明時代に主流であった朱子学の即物説を批判。
心即理・知行合一 (ちこうごういつ)・致良知を
唱え、陽明学を完成させました。

大塩平八郎は、その教えを学び実践した
江戸時代後期の陽明学者。
大坂町奉行所与力をしていましたが、辞職。

その後は、自宅で私塾洗心洞を開き、
門弟の教育、著述に専念しました。
(桜の通り抜けで知られる大阪造幣局の
北門に、洗心洞跡との史跡顕彰碑がある)

天保の大飢饉(ききん)の際に、
農民・民衆を救うため兵を
起こしましたが、失敗。
自死を選びました。

大塩平八郎の乱は、日本史の授業では
必ず習う項目。
ご存じの方は多いことでしょう。

不作で飢える民を尻目に米を買い占め
値をつり上げる商人。
それをほったらかしにするどころか、
将軍代替わりの儀式のためとして、
江戸にどんどんと米を送る幕府。

大潮はそれに我慢がならず、
貴重な書籍を売り払い、作ったお金を
民に分け与え、幕府に対して兵を挙げて
抵抗したのでした。

この乱はわずか半日で鎮圧されたものの、
当時の大阪の五分の一ほどを焼く被害を出しました。

普通なら、嫌われるはずですが、
その高潔な人柄、庶民を救うための行動を
起こしたということで、当時もまた現在も
人気があるようです。

大阪に住んでいた祖母なども、
まるで親戚か、今も元気でいる知人のように
「大塩さん」などと呼んで、その事績を
孫である自分に教えてくれたものです。

その祖母やほかの人からも、
今回の座右の銘を何度も聞いた覚えがあります。

この言葉の正しさ・重さが
年を取れば取るほど身にしみます。

「NHK 歴史にドキリ」
《大塩平八郎~庶民の反乱~》
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/outline.cgi?das_id=D0005120242_00000

〇知行合一(ちこうごういつ)は、
知識は行動をともなってこそ意味がある。
知識は実践を伴わなければならないとの考え方。

 

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