山本周五郎没後50年。2月14日は命日。「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である」。

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歴史小説家・山本周五郎。

今なお多くのファンを持つ、
作家の一人です。

2017年2月14日、没後50年の命日です。

読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」が、
山本周五郎の人となり、座右の銘について
書いています。

冒頭から紹介されるのは、代表作「樅ノ木は残った」を
新聞連載中に読者からもらった手紙のエピソード。

差出人は、貧乏な学生。
このため新聞を定期購読できないため、
新聞社の支局前に毎朝張り出される紙面で
立ち読みしているとの内容でした。

周五郎は、
「恵まれた境遇にいる読者も大切だけれど、
僕には彼のような読者のほうが、もっと大事に思えるんだ」。

そう文藝評論家の木村久邇典氏に語ったとのこと。

直木賞をはじめとするあらゆる文学賞を
固持した周五郎の、
「魚が売れたからって魚屋が、ほかの魚屋を
集めてお祝いしますか?」との言葉。

最後は、氏の終生変わらぬ座右の銘でもあった
「青べか物語」の主人公がつぶやく
劇作家ストリンドベリの一節を紹介しています。

「苦しみつつ、なおはたらけ、
安住を求めるな、この世は巡礼である」。

山本周五郎は、スウェーデンの
作家ストリンドベリーの箴言集「青巻」の
中のこの言葉を自分に言い聞かせながら、
「青べか物語」を書き綴っていたのでした。

今ではすっかり物語の時の風景とは
変わってしまった浦安。

訪れて、「青べか物語」を読み返したくなりました。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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