亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

母と箱館戦争について語り合う。「幕府方の永井玄蕃頭(げんばのかみ)は、おじいちゃんの……」。

   

テレビの歴史番組が好きでよく見ています。

先日も、箱館戦争で亡くなった
土方歳三について放送したのを録画してみました。

BS日テレ《新選組 土方歳三 死の真相に迫る》
http://www.bs4.jp/hsi/onair/27.html

土方歳三は箱館戦争で亡くなりました。
遺体は五稜郭に運ばれましたが、
その最期の状況は明らかになっておらず、
埋葬地も謎で遺体がどこにあるかもわかりません。

《函館には「土方歳三は味方に殺された」
という伝承があった!?
旧幕府軍に裏切者がいた!?》
ということで、その伝承を検証していく
という内容です。

そして今日3月22日、BS11の
《尾上松也の古地図で謎解き にっぽん探求》では
《古地図で謎解き! #74「箱館戦争 新政府軍と戦ったフランス人」》
http://www.bs11.jp/education/post-74/

旧幕府軍に加わったフランス軍人ジュール・ブリュネに
焦点をあてた内容です。

(なおこの番組でも《第69回 新選組・土方歳三『暗殺の謎』》で、
土方歳三の最期の謎をとりあげている)

今日昼、母にこの土方歳三と
箱館戦争について話したら、
突然、スイッチが入ったように、
しゃべり始めたのです。

「旧幕府軍の中で永井玄蕃頭って人がいたでしょ。
あの人はね、おじいちゃんがいた加納藩にゆかりの人で……」

永井玄蕃頭、それから岐阜の加納藩、
そして自分の祖父について
とうとうと語ったのでした。

永井玄蕃頭は、永井尚志(ながいなおむね)。
三河奥殿藩主松平 (大給) 乗尹の子。実父が亡くなったため、
旗本の永井尚徳の養子となり永井家を継ぎます。

この旗本の永井家は、
美濃加納藩主永井家の分家なんですね。

永井尚志は幕府海軍の創設に尽力し、
外国奉行、軍艦奉行を経て
大目付、若年寄に進みました。

あの勝海舟を指導した、
師であり上司に当たる人物ですね。

箱館政権の際には箱館奉行。
政府軍と戦いましたが、
明治5 (1872) 年に新政府に出仕し、
のちに元老院権大書記官になっています。

あの三島由紀夫の父方の高祖父にあたります。
(養高祖父)

加納藩は徳川譜代。
藩主は奥平家に始まり、
幕末の頃は永井家でした。

戊辰戦争の頃、
美濃加納藩の第6代(最後)の藩主は、
永井尚服(なおこと)。

慶応4年(1868年)、
鳥羽・伏見の戦いの際には、
旧幕府軍を支持しました。

しかしその後、新政府軍に恭順します。

母によると、祖父は、幕末の混乱時、
この藩主とともにいた家来の1人で、
お殿様を京都のお寺にかくまうなど、
しばらくあちこちを転々と隠れていたそう。

母は嫁に出てしまったので、余り詳しくないのですが、
弟(叔父さん)は、父親・親戚から家の歴史を
聞いており、自分でもいろいろと調べていたよう。

残念ながら亡くなってしまったので、
今や詳しい話を聞くことは出来ません。

会った時、馬鹿話なんかせず、
こうした歴史の話を聞いておくんだった。

母の話は止まらなくなりました。

幕末から明治に進み、父が岐阜から上京し、
英語学校に入学。
まだ原っぱだった丸の内を通って通った話に。

さらに今から30年ほど前に、
この美濃加納藩の藩主ゆかりの人に
偶然、旅先で出合った話へと続いたのでした。

戊辰戦争、箱館戦争、明治維新などというと
まさに遠い歴史上の事件という感じでしたが、
考えてみれば今から150年ほど前のこと。

数代遡ったご先祖様の生きた時代。
それを考えると、遠い話ではない
のかもしれません。

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