亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

お宅に百科事典、世界文学全集はありますか? 実家の片付けで、この二つを手放した知人宅。寂寥感に襲われる。

   

お宅には、百科事典、世界文学全集は
ありましたか?

もちろん紙のものです。

わが家にももう何年前になるでしょうか、
ジャポニカと、少年少女世界文学全集、
さらに集英社(?)の世界文学全集がありました。

というか今もあります。

たしか自分が小学生か中学生の頃、
両親が買いそろえたものです。

自分たちが使うというより、
子どものためですね。

それはわが家だけでなく、
近所の同級生の家、
同じ年頃の子どもがいる親戚宅など、
かなりの普及率でした。

自分より少し年上の知合いのお宅も、
やはり百科事典、文学全集などを
買いそろえたそう。

知合いは大学で家を離れ、さらに就職して
各地を転々としたのですが、実家は変わらず
同じ場所に。

買いそろえた百科事典は
全巻を予約するとプレゼントされた
本棚に40年あまり収まっているんだそう。

ご両親も年を取り、
実家の不要なものの整理を
何年か前から始めているんだそう。

毎日、生活している台所、リビング、
寝室は真っ先に片づけたものの、
応接間、知合いの部屋は、最後まで
そのまま手つかずだったとのことです。

けれどそのままにしておくことは
出来ないとついに整理にとりかかることに。

整理のために知合いの所に、ご両親から
連絡があったといいます。

実家は年に何度か帰っているものの、
自分の部屋、応接間には入ったことが
なかったんだそう。

久しぶりに部屋に入ってみて、
百科事典の箱をとり、中を眺めてみたと
いいます。

そうしたら、ページのはじっこに、
手垢がついていたり、鉛筆で書き込みが
してあったりしてあったそう。

そう知人が読み、書き込んだもの。
それを見て、昔に引き戻されたといいます。
結局、20巻ほどを全部、見返したと。

夏休みの宿題、社会科のレポートなど
百科事典を読んで、まとめたことを
思い出したそう。

ただこのまま実家に置いていては、
いつまでも実家が片付かず、
また自分のマンションに引き取るにしても
場所がないので、最終的に処分することに
決めたとのこと。

ただそのまま捨てるのは余りにも寂しいので、
自分の書き込みが多くされていたところを、
デジカメで撮影したといいます。

それで処分することに心の整理がついたとも。

その夜は、両親と食事をしながら、
百科事典や文学全集の話に。

ご両親は息子さんの話を聞いて、
少しでも役立ったなら買った甲斐があった
と喜んでいたそう。

当時は毎月1冊ずつ配達され、
支払いも月賦で支払っていたそう。
当時の給料から考えると、ちょっと背伸びした
高額な買い物だったんだと語ってくれたと言います。

次の日、知合いとお父さんが、
何回かに分けて、部屋から
外に本を運び出し、依頼した業者に
他の不要品とともに処分したそう。

トラックで運び出されるのを見ていたら、
長年飼っていたペットが持って行かれるような
思いになったそうです。

なんだか知合いの気持ちが
わかる気がしました。

 - 未分類

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

生涯で2枚だけ名刺を受け取らなかったことがある。温厚な年上の方が明かしたその理由。

出張先で取引先の方と立ち話。 かなり地位の高い方なのですが、 出入りの業者にも気 …

問題「仏教を広めるにはどうすればいいか?」。「歩荷(ぼっか)」について書いたのは、欽ちゃん。

萩本欽一さんが、今年の春、 駒澤大学仏教学部に入学したのは、 みなさん、ご存じだ …

年を聞いて驚いたイタリア人の知人。今日で78歳。見た目は60代前半。その秘密は?

久しぶりにイタリア人の友人家族と食事。 夕方にそのイタリア人家族のお宅に伺い、 …

成田空港から、までの最適経路を案内。「成田空港アクセスナビ」、運用開始。

海外旅行、もしくは国内線の利用で 成田国際空港を訪れる方も多い季節ですね。 成田 …

かつて学校一将棋が強かった同級生。今は小学生にひねられる。

今、14歳の藤井聡太4段が 大きな話題になっていますね。 特製ファイルは即時完売 …

新茶の季節。緑茶はミルで粉にして飲むという知合い。

2015年5月2日は八十八夜。 お茶の産地では、茶摘みが行われたところが 多かっ …

知合いの高齢者が夢中という重ね鍋(ミルフィーユ鍋)。

高齢者こそ肉を食べなくては とこの頃、よく言われます。 このブログでも何度もその …

古希の祝い。記念の同窓会の人たちの会話を聞いて。

出張先で、ある中学の同窓会の方々が、 記念撮影を行っていました。 撮影が終わった …

「人生煎じ詰めれば……」。煎じた後に残るものは?

昔、近所におばあさん1人で 住んでいるお宅がありました。 その前を通ると、なんと …

「おリンピックでゆうしょうした!」。日本新連発、16歳の池江璃花子(りかこ)さんが小学生の時にコーチに渡した絵に書かれていた文。

リオ五輪。 体操男子団体金メダル。 柔道男子73キロ級で 大野将平選手も金メダル …