亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

すま餅、三個で3軒の家を持つはずが……。35歳で35年ローン。老後の金銭収支をしてみたら……。

   

あなたは「隅餅(すまもち、すみもち)」という
言葉をご存じでしょうか?

一戸建ての上棟式(建て前)の時に、
建築の無事と災いを防ぐという意味合い込めて、
餅撒きをしますが、その時、家の四隅にまく
大きめのお餅のことです。

地方によって風習は、いろいろあると思いますが、
この隅餅は、一番最初にまかれ、
それが餅撒きの開始の合図となります。

四国の愛媛県松山市に
父方の親戚がたくさんいます。

自分が小学生の頃、その親戚の間で、
ちょっとした新築ラッシュがありました。

その時、父と一緒にわざわざ訪れて、
作りかけの家の上から、
お餅をまいた経験があります。
(男性しか上がれない)

また逆に下で餅撒きに参加し、
隅餅を拾ったこともあります。

親戚の叔父さん叔母さんたちから、
「隅餅は縁起がいい。拾ったら、家が一軒たつ」
と教わりました。

これまであわせて3個、拾っているのですが、
未だに一軒も家は建っていません。

こんなことを思い出したのは、
知人が35歳の時に建てた戸建てのローンと
老後の資金シミュレーションをした
との話の中に「隅餅」が出てきたから。

最近、老後にはいくら必要だとか、
老後破産なんてことがよく言われています。
そして、そのためのセミナーなども
開かれているようです。

知人は、先日、そのセミナーに参加したんだとか。

現状の財産状態をしっかりと見つめ直す
ところから始まるとのこと。

現在の年齢、収入、支出(子どもの教育費など)、
貯金額、生命保険、年金など。
そして借金。
それを5年後、10年後、定年時といった形で
見積もっていきます。

この借金で一番多いのは、住宅ローン。

知人は35歳の時に、35年ローンを組みました。
70歳まで返済する形です。

知人は、同じ会社の先輩の例を参考に、
定年の際の退職金で大体、残債を払い終える
という心づもりをしていたんだそう。

ところが、退職金、年金、
お子さんの年齢、教育費、
自分たちの定年後の生活費などを
考えると、それでは生活が破綻してしまう
恐れが高いと専門家から指摘されたんだとか。

子どもの教育費がまだ余りかかっていない現在、
ローンの支払いを増やし、残債を減らしておく。

そうアドバイスされたと言います。
そうするとローン全体の支払い総額は減るんだとか。

現在、銀行に預貯金をしても雀の涙以下の利息
しかつきませんが、借金を減らすことで、
それの何十倍(?)もの利息を受け取ったと
同じ効果を得られるとのこと。

あと、専門家から指摘されたのは、
住宅関連の支出。

住宅ローンを支払い終わっても、
一軒家の場合は、マンション以上に
月々、年間の維持費用がかかるということ。

支払い終わったら、支出がなくなる訳ではなく、
逆に家の老朽化にともない、
メインテナンス費用が増加する。
またリフォーム費用もみておかないと
いけないと。

知人も、私ど同じく、昔、小さい時、
故郷で隅餅を拾ったことがあり、
自分は大きくなったら、一軒、家を建てられる
と喜んだといいます。

知人には私と違い隅餅の力が働いた訳ですが、
拾ったからと言って、お金の苦労もなしとは、
いかなかったようです。

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