亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

横綱・大鵬。忍と夢。刺身を食べるときに醤油皿に醤油を注ぐ量。

   

2015年11月6日、BS-TBSで
《昭和の巨星スペシャル
戦後最強の横綱 大鵬~逆境と戦い続けた人生~》
http://www.bs-tbs.co.jp/info_news/taiho/
が放送されました。

第48代横綱大鵬オフィシャルサイト
http://www.taiho-yokozuna.com/

戦後最強の横綱と言われ、
王・長島に並ぶスーパースターだった
大鵬関の一生を丁寧に描いた番組でした。

32回の優勝、45連勝と華やかで、
体格に恵まれ、美男力士でもあった大鵬さん。

順風満帆の人生、天才で苦労知らずという印象を
もたれることも多い大横綱が実は、子どものころから
苦労し、貧しい中から苦労してはいあがったこと。

美味しいちゃんこを食べられるから
と入門した当時は、ガリガリに
やせていた少年だったこと。

同部屋の先輩が鬼軍曹となり、
徹底的にしごかれ、その猛練習に耐え、
才能を開花させたこと。

引退後、親方となって後進を指導する中、
脳梗塞に襲われ、左半身不随となりながら、
医者も驚くリハビリを行い、驚異の復活を
遂げたこと。

そうした苦労の連続だった人生の影響か、
大鵬さんが、ずっと色紙などを頼まれた時に
書いていた言葉は、「忍」。

そして、様々な試練を乗り越えた晩年になって、
それが「夢」に変わったことなどが描かれました。

大鵬関、親方の人となり、性格を示すエピソードが、
夫人、付き人、弟子、小学校、中学校の同級生などから
語られ、また再現ドラマで示されました。

どれも紹介したい素晴らしいものだったのですけれど、
祖母のかつて言っていたことと同じだと
個人的に共感したものがあります。

それが、モノを大切にする人だった
ということを示す逸話です。

お母さんから、小さい時から、モノを大切にするように
厳しくしつけられた大鵬さんは、中学時代、壊れた椅子を
直すなどして、学校の備品を修理していました。
それを見ていた校長先生が卒業の時、その行為をたたえ、
表彰したほど。

その精神は食べ物にも及びます。
その礼の一つが刺身を食べるときに、
醤油皿に注ぐ醤油。

あなたは、いかがですか、
醤油はどうされていますか?

大鵬さんは、弟子たちに、常々、醤油が余らないように、
少しずつ注いで、足りなくなったら補うようにと
指導していたそう。

余ったら捨てるしかなく、それはもったいないからと。
付き人の方は、ケチなのかなと思っていらしたそうですが、
今考えると、モノを大切にする精神の表れだったのだと、
ようやくわかったとのこと。

祖母も同じようなことを言っていました。

刺身を食べるときは、考え無しに醤油を
皿につぐのではなく、その時食べるのに
ふさわしい量を考え、少なめに注ぐ。
足りなくなったら、その都度、継ぎ足せば
無駄がなくなると。

もし余ったら、煮ものに使ったり、
汁に入れたりなど、出来るだけ
捨てないようにはするけれど、
そうしたことをしなくてすむように、
使う時から考えよと。

細かいことのようですが、
そうした日常の細かいことの
一つ一つが生活を作っており、
そこに、その人の生き方、価値観が出る。

そうした細かいところもゆるがせにしてはならないと。

そんなことやら、幼い時、テレビの前で、
大鵬さんを必死に応援していたことなどを、
久しぶりに懐かしく思い出し、心が温まりました。

そして、大鵬さんの見事な生き方に
改めて感銘を受けたことでした。

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