「花よりも 花を咲かせる土になれ」「駕籠(かご)に乗る人担(かつ)ぐ人 そのまた草鞋(わらじ)を作る人」。

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昨日、たまたまつけたテレビで、
手帳の中身を見せて下さい
との企画を放送していました。

(「月曜から夜ふかし」)
http://www.ntv.co.jp/yofukashi/

その中で、渋谷の街角の若い女性が
手帳を見せていました。

名言を書き留めている彼女。
そこに
「花よりも 花を咲かせる土になれ」
とありました。

あなたはこの言葉をご存じですか?

これはあの松井秀喜さんの恩師である、
星稜高校の山下智茂監督の言葉ですね。

自分も山下監督の著書
「心が変われば 山下智茂・松井秀喜を創った男」
で知りました。

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(なお
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」は、
松井秀喜選手の座右の銘。山下監督から贈られた言葉とか)

山下監督は、自分ではなく、
「生徒たちが花を開かせるための土になりたい」
と。

自分がそうした縁の下の存在になるということ。
他方で花として開花させてもらった人は、
そうしてもらった土の存在を忘れてはいけない
との教えが込められているようです。

そんなことを久しぶりに思い出しました。
とともに、次のような言い回しも浮かんできました。

「駕籠(かご)に乗る人担(かつ)ぐ人
そのまた草鞋(わらじ)を作る人」。
(駕籠を「神輿」という場合もあるよう)

これは、世の中には、様々な階級や
職業があって、同じ人間でありながら、
その境遇に差があることのたとえですね。

さらに駕籠に乗る人ばかりでは駕籠が
動かないように、世の中も、そうした
さまざまな立場の人が、いないとうまく機能しない、
成り立たないということでもあります。

若い時は、一人で何でもできると思っていましたが、
年を重ねるにつれ、一人で出来ることは、その規模、
スケールが限られているということを思い知らされました。

一人ではなく集団では人数分以上の
仕事、成果を残すことができる。
そうした集団で物事を成し遂げるとき、
一人一人がそれぞれが持つ能力を、
一番生かせる役割を果たすべきだ
とも分かりました。

一方で、ある集団の中では、
大きな仕事を成し遂げる歯車の一つであっても、
それぞれの人生においては、花であり、
主役であり、駕籠に乗る人でもあり、
かけがえのない存在であるということも。

集団の中で自分の役割を果たせているか、
そして自分の人生を主役として全うできているか、
一人、問い直したことでした。

追記 令和5年2月11日(土)
数多くのアクセスを頂いています。
「駕籠に乗る人担ぐ人」で思い出したのは、田中角栄氏の秘書だった早坂茂三さん。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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