亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

ドクダミの花を道端に見つける。十薬、ドクダミ茶、化粧水の思い出。

   

先日、杉並区の取引先に向かう途中、
信号待ちをしていたとき、その先の道端に、
白い小さな花がいくつも咲いているのに気づきました。

「もしかして、あれはドクダミでは?」

そう思いながら、青信号になったので、
近づいていくと、ハート型の葉に、
真ん中に黄色みを帯びた棒が飛び出した
白い小さな花がいくつも咲いていました。

それが、十メートルくらい続いていたのです。

けれどドクダミのあの独特の臭いはしませんでした。

2016年6月5日、産経新聞の一面下の
連載漫画《ひなちゃんの日常》。

おじいちゃんが、新聞を読みながら、
ドクダミについて話しています。

《これは知らなかった》
《ドクダミに色んんあ効能があるのは知っていたが》
《毒素排出》《むくみ解消》《消臭などなど》と
《ドクダミの葉を鼻に詰めると鼻づまりが治るとは》と。

ひなちゃんがその言葉を受け、
《こんどつまったらやってみましょう》と返し、
二人はドクダミが鼻につまった姿を想像し、
最後におじいちゃんが《最初に試した人は
勇気があるね》と言って終わります。

いやー、懐かしい。
今は建て替えて亡くなってしまったのですが、
以前の家には、小さな庭があり、様々な植物が植わっていました。

その一つが大きな木の陰のドクダミ。
丁度、梅雨の頃に花を咲かせていたのでした。

雨が降った翌日に庭のドクダミに近づくと、
その臭いが漂ってきます。

葉はハート形で花はきれいなのに、
臭いはこれなのには、騙された思いがしました。

ところが母、父は、このドクダミを非常に重用していました。

ドクダミは十薬といって、十種の薬の効があるんだと。

具体的には、葉を刈り、干して、
それをドクダミ茶にしたり、
葉をすりつぶし、湿布薬にしたり、
はたまた葉を焼酎に漬けてエキスを出して、
火傷の手当に使ったりなどです。

小学校3年から4年の時に家を建て替え、
庭もなくなってしまったので、
そうしたドクダミ(十薬)を使った
民間療法はやらなくなってしまったのですけれど、
母は近所の人からドクダミ茶をもらい、
よく煎じて飲んでいました。

それからずいぶんたって、あるとき、
取引先の女性と話しをしていたら、
昔かいだことがあるドクダミの臭いがふいにしたのでした。

失礼をかえりみず、その旨を伝えると、
その女性はバッグから円筒形のスプレー容器を取り出し、
手に軽くかけたのでした。

するとその臭いが。
その人は、自分で、ドクダミ化粧水を作って
それを利用していたのでした。

なんでもその頃、自作の自然派化粧品ということで、
ドクダミを使った化粧水作りがはやっていたんですね。

ドクダミのあの臭いの元の精油成分には、
強い殺菌作用や、肌の再生促進作用があるんだそう。

殺菌はもとより、シミを薄くする効果もあると。

久しぶりのドクダミとの再会に驚きました。

それからさらに年月が経ち、今度は長野。
毎月のように通っていた場所で、
野菜の天麩羅をいただきました。

その一つにちょっと苦みがある
ハート形の葉の天麩羅がありました。

尋ねると、なんとドクダミとのこと。

でもあの臭いはしない。
再び尋ねると、生では臭うものの、
ゆでたり、揚げたり熱を加えると、
あの臭いはほとんど飛ぶんだそう。

ついでに、小さい頃は決して飲まなかった
ドクダミ茶も頂きました。

苦い、くさいと思って敬遠したのですが、
少し苦みは感じるものの、臭みは感じず、
拍子抜けしてしまいました。

飲み続けると、体の中の毒が抜け、
ニキビ、吹き出物が減り、怪我をした時にも
治りがはやいんだそう。

「毒がたくさん貯まっているようだから、
自家製のドクダミ茶あげようか?」

そう言われたのですが、
頂くのは遠慮しました。

今からでもドクダミ茶で毒素排出して、
きれいな体になった法がいいかもしれません。

まずは入浴剤くらいからはじめましょうか。

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