まもなく秋の新そばのシーズンですね。
新そばは香りが高く、いつもより、
味が濃いような気がするのですけれど、
本当の所、どうなんでしょうね。
新そばと聞いて知合いの方の
「そば健康法」を思い出します。
その方はもともと蕎麦がお好きで、
お昼はいつも蕎麦を召しあがっていました。
蕎麦は消化もよく、
昼からの仕事に差し支えないので
気に入っていたそう。
けれど一般の蕎麦屋では、
割として小麦粉を入れている場合が多く、
すべてそば粉で作る十割蕎麦が少ないのが
以前から気になっていたそう。
そこで始めたのが自家製粉による
そば粉作りとそばがき作り。
自家製粉といっても、殻を抜いた蕎麦の実を
買って、それを家の粉末製造器
(ミルサーに似た機械)でひくだけ。
蕎麦打ちをするのは、手間も技術もいるので、
そこまでは手を出さず、そば粉にお湯をまぜて錬る
そばがきを作ってよく召しあがっていたそう。
そばがきは、そのままで食べることもあり、
または小さくちぎって味噌汁に入れたり、
すりごま、あんこと一緒におやつのように
食べたりなどしていたとのこと。
そばの良い所は、カロリーが米や小麦に較べ低いものの、
良質のタンパク質、ビタミンB群、カリウム・カルシウム・
鉄・亜鉛などのミネラルを多く含まれてること。
ビタミンでいえば、ビタミンB1、B2が豊富に含まれています。
タンパク質も豊富で中でも必須アミノ酸の一つである「リジン」が
かなり多く含まれています。
なおそばのタンパク質の40%は水溶性、
ということで消化吸収に優れているのですが、
そばをゆでると、お湯に溶け出してしまいます。
なので、そば湯を飲まないと貴重な栄養を捨てていることになります。
その点、そばがきは、すべて取り入れますので無駄がありません。
またポリフェノールの一種であるルチンも豊富。
ルチンは、抗酸化物質のポリフェノールの一つで、
老化を進める活性酸素を取り去ってくれる働きがあるんですね。
ルチンも水溶性、ゆで汁は、捨てないで飲まないともったいないですね。
新蕎麦の季節。
新しい蕎麦の実を買って、
粉にして、そばがきを作って
食べたくなりました。
〇お湯で錬るより、
水で錬る水づくりのほうが
より風味が増すとか。
(水づくりの方が水分が多い)
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