アルファフェイバリット英和辞典第2版を読む。
carbon copy カーボン紙による写し
コンピュータ用語でカーボンコピーは、
同じ内容のeメールを宛先以外の人に送ること。
そっくりの人・物。うり二つ、そっくりなことの
たとえにも使われる。「参議院は衆議院のカーボン
コピーだ」といった具合。今は簡単にコピーでき
るので、カーボンコピーは使われなくなったが、
昔はカーボン紙を使ったコピーがよく使われていた。
商売では今でも使っているが請求書・領収書のたぐい。
親戚は商売をやっていたので、カーボン紙付きの
領収書などがたくさんあった。いらなくなった
領収書1冊をもらい、家で何枚も使って、
カーボン紙で字が下に写る面白さを楽しんだ。
大学生になって、友達の下宿に行った。友達は、
筆まめな人で、家族、友人、知り合いなどによく
手紙を書いていた。その時にカーボン紙を使って、
相手に出した手紙のコピーをとっていた。なぜ、
そんな必要がと思った。尋ねると、自分が出した
内容は覚えているようで、忘れてしまう。ちゃんと
記録としてとっておくために、カーボン紙でコピー
していると答えて、そのまめさ、周到さに驚いた
ことがある。それに影響されて、一時、自分も
私信にカーボンコピーを使ったことがあるが、すぐに
面倒になってやめてしまった。今でも何通か残っているが、
確かによい記録となっている。
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