銀座に向かう電車の中で、
小学生らしき男子とお母さんが
話していました。
夏休みの宿題で、
ヘチマの観察日記をつけているそう。
今、葉が目一杯に茂り、窓の外にかけた
ネット全面を覆って、
日よけとして相当役立っているとか。
その後、9月前には、ヘチマの実で
たわしも作るとはりきっています。
おお、懐かしい。
小学生の頃、やりましたね、植物の観察。
1年の時は朝顔、2年はひまわり、
3年からはうろ覚えなのですが、
ともなくヘチマもありました。
ヘチマは、朝顔に比べて、よくのび、
葉も良く茂り、つるの巻き具合も
強かった覚えがあります。
そして、なったヘチマの実を加工して、
ヘチマたわしを作るというのもありました。
さらに、最後は、茎だけ残して、
ヘチマ水をとるというのも。
ヘチマの茎を5~60センチの所で斜めに切り、
その先を一升瓶に差し込む。
テープかなんかで固定して、中に虫やほこり、土、砂などが
入らないように布、テープで覆います。
1日ほどで、一升瓶の半分ほど透明でとろっと
したような液体が貯まっていました。
最初の日にとれたヘチマ水が一番、質がいいなんて
言われていましたが、どうなんでしょう。
(走り水。一番しぼり?)
このヘチマ水も夏休み中に取った覚えがあるのですが、
本来、ヘチマ水は、お月見(中秋の名月)の頃に
とったものが一番良いと言われているのだとか。
家ではこのヘチマ水をこした後、
薬局で買った茶色い瓶に入ったグリセリンを
適量、混ぜていたと思います。
昔は、お風呂でヘチマたわしを使い、
風呂上がりにこのヘチマ水を顔や
身体に塗っていました。
今では、ヘチマたわしを使っている人は
見かけませんが、ヘチマ水の方は、
自然派化粧品ということで、使っている人も
多いみたいですね。
なんでも買ってしませるのではなく、
暮らしの中で出来るものは利用する。
そんな暮らしが実は豊かな
生活なのかもしれませんね。
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