先日、近所の高級スーパーを訪れたら、
あまりのレトルトカレーの種類の多さに
驚きました。
そこに置かれていたのは、
大手メーカーのものではなく、
全国各地で作られているご当地カレー。
例えば、いちご、ねぎ、牡蠣といった
その地方の特産物を使ったカレーが並んでいました。
カレーは国民食といわれ、日本人になじみがあります。
さらにどんな素材も受け入れる懐の深さの料理。
そうしたことが、こうした様々なご当地カレーを
生んでいるんだなと感心しました。
そんな中、今朝、新聞を見ていたら、
沖縄で「闘牛カレー」が発売されたとの記事が。
沖縄闘牛で活躍し引退した牛の肉を使ったカレーとか。
脂肪分が少なく赤身が多い。
肉質は硬めだが独特のうまみが楽しめるそう。
発売は今帰仁村の上間商店。
http://uemashouten.co.jp/
現在は沖縄県内限定だそうですが、
年内には、ネット販売も始める予定。
闘牛カレー
http://uemashouten.co.jp/tougyu
これで思い出したのが、
スペイン好きの知人の話。
闘牛といえば、スペインが有名ですね。
知人も、その闘牛を見にスペイン、バルセロナへ。
闘牛はすごい迫力だったそう。
夏場、闘牛が終わった後、遅い夕食をとろうと、
闘牛場近くのレストランに入りました。
そしたら、そのメニューの中に、
牛肉料理(煮込み?)を見つけたそう。
説明を聞くと、その肉は、闘牛で闘牛士に
やっつけられた牛の肉だったそう。
闘牛で死んだ牛は、その日のうちに、
解体場に運ばれ、解体され、市場に。
さらに近所のレストランで料理となり、
人間の口に入るとのこと。
闘牛の牛は、脂肪が少なく、筋肉質で、
肉質としては硬いので、煮込み料理にするのが
一般的なんだとか。
そういえば、少し前、NHKのBSプレミアムで放送している
「世界入りにくい居酒屋」で、スペインのセビリアの
お店がとりあげられていました。
http://www.nhk.or.jp/nikui/23_sevilla/index.html
そこの名物は闘牛肉の料理。(煮込みとタルタルが番組では登場)
《闘牛用の牛は、アンダルシアの在来種で野生に近い状態で
放し飼いで育てられている。気性が荒く、筋肉隆々とした
その牛は、牛というより猛獣だそうだ。そして、その中でも
選び抜かれた2・3割しか闘牛場には立てないそうだ。
そのほかは処分されたり食用となる。》
http://www.nhk.or.jp/nikui/23_sevilla/enote.html
闘牛場で闘った牛ではなく、闘牛で闘う牛と、
同じ種類の牛という書き方ですね。
命を食べて、最後まで全うさせてあげる
というのも、一つの動物への愛なのかもしれません。
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