「ヨルタモリ」で、タモリさん扮する大学教授が「子役が目上の者に、『お疲れ様です』というのはおかしい」と発言。

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「ヨルタモリ」。
http://www.fujitv.co.jp/yorutamori/
日曜の夜にフジテレビで放送している番組です。

2015年7月26日の放送回で、
冗談めかしながらもタモリさんが、
子役が、周囲の人に向け、
「お疲れ様です」と挨拶するのはおかしい
といった趣旨の発言をされていまいた。

もっとも、タモリさんではなく、言ったのは、
野々村修という大学教授に扮したタモリさんですが。

アナウンサーの佐藤里佳さんを相手に、
芸能界での子役の挨拶について解説
というかたちをとったVTRの中での話です。

野々村教授の意見
子どもが「お疲れ様です」という心理は、
芸能界に所属しているという帰属意識。
組織にいるという安心感。
創造的なことが出来ないと批判。

親が悪いと思うが、お疲れ様ですというのは、
元来、目上の者が目下の者にいう。
社長にあった場合、「お疲れ様です」というのは間違い。
正しくは「どうも」と言いなさい。
民放連が子役にお疲れ様と言わせないというのが解決策。

このVTRを受けて、スタジオ(湯島のバー)で
レギュラー、ゲスト(篠山紀信)が、感想を話していました。

宮沢りえ:目上の人からしか言ってはいけない
というのを知らない大人が多いでしょうね。

タモリ(建築家の近藤さん):絶対言っちゃいけないんですよ。

篠山紀信:夜遅くきた子役が「おはようございます」というのはやだね。

タモリ:水商売から来ているらしい・

この放送を受け、2015年8月3日発売の、8月14日付けの週刊ポストでも、
《タモリが問題提起「若者の”お疲れ様です”への違和感」》
との記事が掲載されています。

《タモリ口火の「お疲れ様禁止」 「こんにちは」導入の会社も》
http://www.news-postseven.com/archives/20150804_339838.html
《「お疲れ様」蔓延の背景 適当な挨拶ないためと金田一秀穂氏》
http://www.news-postseven.com/archives/20150804_339848.html

一般的には、目上から目下、年下に言う場合は、「ご苦労様」
逆に、目下、年下から目上の人に言う場合は、「お疲れ様です(でした)」

ただ使うのは、社内とか、親しい場合。
他社の人に、「お疲れ様です」というのは、
なるべく避けた方が良いと。

メールなどで書きがちですが、社外のメールでは、
「お世話になっております」と別の表現にする。

しかし、もっと以前は、上の人に対し評価をしたり、
ねぎらったりしてはいけないという考え方がありました。

なので、「ご苦労様」は論外ですが、
「お疲れ様でし(でした)」も言ってはいけない
という価値観がありました。

《平成17年度「国語に関する世論調査」の結果について》
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/h17/

そこに以下のような調査項目があります。

《仕事が終わったときに,どのような言葉を掛けるか》
《1)一緒に働いた人が,自分より職階が上の人の場合
「お疲れ様(でした)」 ・・・・・・ 69.2%
「御苦労様(でした)」 ・・・・・・ 15.1%
「ありがとう(ございました)」 ・・・・・・ 11.0%
「どうも」 ・・・・・・ 0.9%
何も言わない ・・・・・・ 0.6%
〔性別〕
性別に見ると以下のとおり(「何も言わない」「その他」「分からない」は省略)。
「お疲れ様(でした)」(男性67.2%,女性71.1%)は女性の方が高く,「
御苦労様(でした)」(男性17.7%,女性12.8%)は男性の方が高くなっている。》
(なお、さらに上とは逆に、下の人の場合も調査している)

これを見ると、目上の人に、「お疲れ様」
という割合が70%近くになっていることがわかります。
(目下の人に対しても「お疲れ様」と50%強の人が言っている)

古い価値観であれば、目上の人に対しては、
「お疲れ様」といえど、使ってはいけない
ということなんでしょうね。
となると「ありがとうございます」というのが無難なのかな?
(「ございました」と言うのは縁切りなのでダメだとか。
そうだ「お疲れの出ませんように……」という表現もあったなー)

いやー、日本語、敬語は難しいですね。

辞書
明鏡国語辞典
《仕事を終わった人や仕事に打ち込んでいる人にその労をねぎらっていう語。
また、共同作業をした人たちが互いにその労をねぎらっていう語。
挨拶あいさつのことばとして使う。》
《[表現]より丁寧な言い方に「お疲れ様です」
「お疲れ様でした」「お疲れ様でございました」がある。》
大辞林
《仕事などの疲れをねぎらうときに使う語。仕事を終えて帰る人に
対する挨拶 (あいさつ)の言葉としても用いる。「―でした」
〔「お疲れさまです(でした)」は同輩や目上の人にも使えるが,
「ご苦労様です(でした)」は上位の者から下位の者に対して用いられる〕》

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コメント

  1. 秋本信善 より:

    なるほど