2015年9月27日、明日は、旧暦の8月15日、
中秋の名月ですね。
東京地方は、時間は短いものの、
なんとか眺められそうとのこと。
こうしてこの中秋の名月の当日のみに
思い入れが強いのは、現代的なのだとか。
もともとご先祖さまは、前の日そして後の日の
あわせて3日間を「三夜(さんや)の月見」
として楽しんだとのこと。
ちなみに、この中秋の名月は、芋名月と言われており、
満月で素晴らしいのですけれど、昔の人は、
翌月九月の十三夜も「後の月見」として愛でており、
八月十五夜の月見だけして、九月十三夜の
「後 (のち) の月見」をしないことを片見月といい、
災いが来るといって忌んだとのこと。
さてさて三夜の月見。
十四夜の今夜は、明日の満月の月を待つ「月待ち」。
さらに十五夜の当日、月の出前から待つのも
「月待ち」と言うんだとか。
居待月は、陰暦18日の月。
立待月は、陰暦17日、特に陰暦8月17日の月。
そして寝待月は、月の出る時刻が遅いため
寝て待つことからこうした名前がついている
そうですが、陰暦19日の夜の月のこと。
(臥待月とも)
いずれにしても、月を待つことを楽しんでいることが
言葉に表れていますね。
そうそう旧暦10月10日に行われる収穫祭のことを
十日夜(とおかんや)といいます。
ハロウィーンのように子どもが家々を回って、
食べ物をもらったりする習慣があります。
長野のある村に行ったとき、その行事を見ました。
この日は、本来収穫祭なのでお月見は関係ないのですけれど、
十五夜、十三夜そしてこの十日夜の三夜、月が見えると
縁起がいいと、村の方は教えてくれました。
月を待つのは、一人ではなく、家族や仲間と
お団子や食事、そしてお酒などを飲みながら
わいわいと楽しんだよう。
そうした集まり、仲間を月待講というそうです。
なんとも風流ですね。
今年の中秋の名月は、いつもより月が地球に近いため、
一回り大きく明るく見える「スーパームーン」とのこと。
前の日すなわち今日の夜の月も
いつもより大きいとのこと。
家族と今日、明日、そして明後日と
月を楽しみたいですね。
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