体の中で声は一番、年をとりにくい
と言われているそう。
電話に出て、娘や息子に間違われた
なんて経験がある方も多いかもしれません。
けれど老化は声にもやってきます。
若々しい声と言われていた母も、
何年か前から、声がでにくくなり、
すぐに声がかすれるようになった
となげくようになりました。
2016年1月8日、読売新聞朝刊に
《声のレッスン「張り」再び》との記事が出ていました。
声似悩みを抱えるシニア世代のための内容です。
紹介されているのは、まずボイストレーニング教室。
大阪市内の「センス&ボイス大阪スタジオ」。
こちらの生徒の2割を60歳場が占めているとか。
週1回、30分の個人レッスンで月4回、税込み1万9600円。
腹式呼吸、音階練習、歌詞を読んだり、歌ったりする。
こうしたレッスンで、声のかすれが少なくなり、
高い声もでるようになったとか。
加齢による声の変化は、
肺、横隔膜の呼吸機能の機能低下、
声帯をはじめとするのどの機能低下が原因とのこと、
声の老化を防ぐための訓練プログラムも紹介されています。
《声を長く出すことで、呼吸機能が鍛えられる。
音階を上下させることで整体の筋肉が伸び縮みし、
ストレッチ運動のような役目を果たす。
朝晩2セットずつ行うとよい》
《肺活量を上げるために右記―キングなどの全身運動を行うのも効果的。
一人暮らしなどで会話の機会が少ない人には「風呂で歌を歌ったり、
新聞を声を出して読んだりすることを日課にしてみては」と勧める。》
記事の最後に、《声の変化は
咽頭がんや新しっぱんによる声帯まひなど、
病気が影響している場合もある》と注意を促しています。
もう少し具体的な声の老化を防ぐ訓練
《①のどに負担がかかりにくい「イー」もしくは
「ニー」を長く発声する
②「ノォォォー」と言いながら、音階を上げていく
③「ノォォォー」と言いながら音階を下げていく
④「イー」か「ニー」を高めの音で長く出す
※各10から20秒が目安。2セットを朝と晩に1回ずつ行う》
以前にも書いたことがありますけれど、
1日に何度か、腹式呼吸でゆっくりと深呼吸をすると、
精神的にすごく落ち着いてリラックスできます。
また腹筋が鍛えられるので、声の小ささをカバーできます。
小中高と合唱部、コーラス部に所属していたのですが、
それで良かったことの一つは、腹式呼吸が身についたこと。
上の訓練の①はロングトーンと呼ばれるもの。
これも長く行うためには、横隔膜、腹筋の力が必要となります。
毎日、行うことで、自然とそれらの筋肉を使い、鍛えることになります。
なお発声をするとき、よく先生から注意されたのが、
お腹、お尻、脚など下半身には力をいれても、
上半身、またのど、首などは力を
入れてはいけないということ。
大きな声をだすためには、お腹、下半身の支えが必要ですが、
首やのどに余計な力が入っていると、それらや声帯を痛めるだけで、
大きな声はでません。
下半身は力を入れて、上半身の力を抜くことを心がけると
よいと思います。
そのためには脚を肩幅よりすこし開いて、
軽く何度かジャンプして、上半身をほぐすと、
余分な力がぬけやすいです。
またのど、首回りをマフラーや
ネックウォーマーなどで温め、
冷やさないようにともよく言われました。
あたためると、声のかすれやがらがら声を防げるようです。
またよくやりがちなミスは、お酒を飲んだ後に、
カラオケに行って、歌いまくること。
お酒によって血行はよくなっていますが、
大きな声で何曲も歌うと、充血し、かえって
のどを痛めます。
どうぞご注意くださいませ。
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