取引先で新入社員に行う研修。
電話のかけ方、訪問の仕方などに並んで、
漢字、敬語についも行うそう。
何年も前になりますが、その研修用資料を
見せてもらった時、自分が知らないこと、
間違っていた内容もあり、非常に参考になる
と思い、いただいてきたことがあります。
下のニュースを読んで、それを思い出しました。
20~30代の男性会社員200人に、アンケートを行い、
「正しい読み方を知らなかった漢字ランキング」
が発表されています。
《1位 独擅場(どくせんじょう) 53.0%
2位 早急(さっきゅう) 28.5%
3位 逝去(せいきょ) 18.0%
4位 乱高下(らんこうげ) 16.5%
5位 代替(だいたい) 15.5%
6位 相殺(そうさい) 8.0%
7位 汎用(はんよう) 6.5%
8位 踏襲(とうしゅう) 6.0%
8位 惜敗(せきはい) 6.0%
10位 凡例(はんれい) 5.5%
※番外
11位 年俸(ねんぽう) 5.0%》
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20160215-00047514-r25
あなたは、読めましたか?
「独擅場」(どくせんじょう)から、
「独壇場」(どくだんじょう)が誤って生まれていますが、
最近では辞書でも、後ろの言葉と読みを認めていますね。
なお「どくだんば」「どたんば」と読むのは誤り。
早急は、現在では、「さっきゅう」のみならず、
「そうきゅう」も認められているようです。
上の資料にも出てきたのが、
更迭(こうてつ)
貼付(ちょうふ)
進捗(しんちょく)
この進捗に関しては、電話で
「お願いした件のしんぽ状況はいかがですか?」
と尋ねられてことがあります。
野に下る(やにくだる)
「のにくだる」という人が意外に多い。
下野。
間髪をいれず(かんはつをいれず)
「かんぱつ」と間違いやすい。
綺羅星の如し(きらほしのごとし)
「きら星」と思っている人、多いですね。
「綺羅〔=美しい衣服〕」。
ただ上の表現から派生して、
「綺羅星(きらぼし)」=きらきらと美しく輝く星
という使い方もあるよう。辞書にも載っています。
大学時代の友人が、社長、役員の秘書を務めていた時のこと。
様々な挨拶、祝辞などを書いていたようです。
その際には、簡単と思われる漢字、熟語にも
必ずふりがなを振って、読み間違い、
言い間違いを防ぐようにしていたとのこと。
こうした一般的な言葉もそうですが、
致命傷となるのは、固有名詞の間違い。
会社名、製品名、役職名、人名には、
とりわけ注意を払い、表記も含めて正確を期したとのこと。
「日本」の付く物は要注意だそう。
日本ハム、日本武道館、大阪の日本橋、
日本大学、日本堤、日本鋼管
確かに難しそう。
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