没イチとは? 男一人でも生き生きになるか? 多くの人との付き合いが生きる活力に。

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「没イチ」という言葉、お聞きになったことはありますか?

2016年3月22日、日経新聞の夕刊に
《没イチ、男一人もイキイキ》との記事が掲載されていました。

《「没イチ」 男一人でもイキイキ 妻亡き後の心構え》
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO98598580Y6A310C1NZBP00?channel=DF130120166126&style=1

《配偶者を亡くし単身になった人を「没イチ」というそうです》

残されるのは男性、女性どちらもいますけれど、
この記事では、「男性没イチ」を取り上げています。

埼玉県越谷市の66の男性は、7年ほど前に、
奥さんを白血病でなくされたそう。

その頃、男性は、地元の小学校の校長。
3年半に及ぶ闘病生活を支え、入院中は毎日、
病院に通ったとのこと。

こうした経験から、
《「十分看護したので悔いはない」》。

定年後、八潮市の生涯学習機関で
非常勤職員として働かれています。

《仕事は妻亡き後の人生にプラスとなった。
市民大学で学ぶ同世代や若者らと出会い交流が広がる。》
さらに《オートバイのツーリンググループに所属、
ハーレーダビッドソンに乗る》。

この方の例からわかるように、
《多彩な人と出会い、広がる交友関係を活力にして
「男おひとりさま」を楽しむ》ことが肝要なようです。

シニアライフコンサルタントの松本すみ子さんは、
《「没イチを名乗る男性ほど自立して、
地域との接点を持つ」》と発言されています。

《東京では「没イチの会」ができた。
立教大学(東京・豊島)のシニア学習の場、
立教セカンドステージ大学の受講生が15年7月に結成》

結成を呼びかけたのは夫に先立たれた女性ですが、
メンバー8人中3人が男性だそう。

そのうちの一人は、
《まずは大学で学び直していたが、没イチの会に入り、
社会とつながろうと頑張るメンバーを見て感銘を受けた。
「妻の分を入れて2倍楽しむ人生をこれから見つける」と話す》。

同じようなメンバーから刺激を受け、
つながりを大切だと感じ、
前向きに生きる力を見つけたようです。

この会の結成を呼びかけた女性は、趣旨を
《「慰め合うことはしない。同じ経験を持つ人たちが
楽しく前向きに生きることを考える場」》と位置づけ、
《「先に逝くのは夫であると、男性は信じている。
だから信じていた逆のことが起こると、ショックで立ち直れない」》とし、
《定年前から生活力を身につけ、妻に先立たれることを
念頭に置いてほしいと》主張されています。

あと2人、関西の男性が登場しています。

《関西の人気落語家、笑福亭仁勇さん》。

6年ほど前に奥様を事故で亡くされました。
まだマイナスのイメージがある「没」が入る「没イチ」と言う言葉は、
まだ受け入れられないようですが、《今年2月7日の七回忌、
大阪市北区の天満天神繁昌亭で「法要落語会」を開いた》の
《を区切りに「妻の死を乗り越えられた」と》か。

ボランティア寄席、男性の育児の応援など
《社会との絆があるから、「前を向くことができる」と》。

ここでもやはり、1人ではなく、社会との接点がキーワードのよう。

最後は、江村利雄・元高槻市長。

この江村さんは、
《1999年、「市長の代わりはいても、夫の代わりはいない」
と述べ、妻の介護に専念するため任期途中で市長を辞職した》方。

大きな話題になりました。
その奥様は、2006年3月に亡くなられたとのこと。

「男おひとりさま」の心構えについて聞いています。

私が自分なりにまとめると、
7年間の介護を目いっぱいやり、その間に心の整理をつけられた。
講演や相談で落ち込む暇がなかった。

戦争で死が日常というどん底を味わったので、妻の死にも冷静。
夫婦でも他人。互いの生き方を尊重し、自立心を培ってきた。
前向きが大事。

前向きになるには、人付き合いを絶やさない。
意識的に人とかかわる。
チャレンジ精神を持つ。

(外出がままならなくなっても)、
好きなものを食べて、よく寝る。

身近にもさきごろ奥さんをガンで、
亡くされたばかりの男性がいます。

今年、定年。
まだ嘱託で働き続けるかどうか
迷っていられるようですが、
仕事や趣味でであった仲間との交流を
これからも続けていきたいと語っていました。

やはり、多くの人との付き合いが、
配偶者をなくした寂しさ、悲しみを
埋めてくれる最大のもののようです。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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