4月25日は、
「ファーストペイデー(初任給の日)」
と呼ばれるのだそう。
初めて給料をもらう新入社員が多い日だからとか。
少し遅れて今日28日、取引先に行ったら、
給料というか謝礼の振り込みが話題になっていました。
取引先では、今年度から、これまで一ヶ月ごとの
謝礼の支払い・振り込みが2ヶ月に1度になったとのこと。
(自分はまだ確認していない)
銀行で残高を確認したら、通常の2倍もの額が
振り込まれていて驚いて、取引先の経理に
確認したのだそう。
2ヶ月に一度の
支払いってどうなんでしょうね。
そこから取引先の人たちと、
昔の給料の手渡し、給料袋、
振り込みへの移行の話になりました。
昔は、封筒に現金で
手渡しだったんですね。
封筒の中には、明細書も入っていました。
多かったり、少なかったりということもあるので、
もらったその場で、額を確認していました。
給料袋もカバンや背広のポケットにいれて、
帰るときの気分は相当、良かったですね。
話はさらに初任給について。
初任給を何に使ったか?
今時の社員は、貯金が一番多いそう。
若いころは、自分の周りだけかもしれませんが、
その足で飲み屋に行き、付けを払ったり、新たに
飲んだりして使うという人が多かったですね。
親元に住んでいる人の中には、
飲み屋などに寄らず、封筒こと、
母親に渡していたなんて親孝行な人も。
そのお宅では、お母さんが、
それをすべて貯金しておいてくれて、
結婚するときに、引き渡してくれたと言います。
その方は、結婚後は、奥さんにやはり給料袋を渡し、
そこからこづかいをもらっていたとのこと。
けれどその後、振り込みになってしまい、
渡す楽しみがなくなってしまったと嘆いていました。
また以前の話ですが、自分が若かった頃、
取引先の大先輩に伺った話も思い出しました。
その方は、その会社を定年退職し、
嘱託として働いていた頃、
お母さんを亡くされました。
亡くなった後、兄弟姉妹が集まり、
お母さんの遺品の整理を始めたら、
化粧台の引き出しから、
その方の給料袋と明細が大量に出てきたそう。
お母さんは、捨てずにずっと取っておいたのですね。
その束を引き取ったのですが、
捨てる気にはなれなかったと言います。
初任給を含め、多くの給料袋を見ていると、
若かりしの日々を思い出したと。
当時、よく頑張った自分をほめてやりたい気持ち、
さらには、そんな自分を育ててくれた両親への
感謝の念が自然に沸いてきたといいます。
物理的には安い紙の袋。
けれどご両親、そしてその方にとっては、
給料袋は、そうした思いがこもった
大事な宝物になっていたのでしょうね。
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