先日、聖路加国際病院の1楷にある
レストランを訪れたら、メニューが変わっていました。
お店の人に尋ねたら、この6月からメニューを一新し、
それに伴い、味、お皿などもグレードアップしたそうです。
以前、様々な会社のコンサルティング業務を
行っている知合いに聞いた話ですが、
製造業、サービス業を問わず、何かをやり始めて、
しばらくは、どんどんと効率が良くなるが、
ある一定程度のところにくるとそののびは停滞する。
そしてそれをそのままやり続けていると、
今度は、どんどんと習熟しているはずなのに、
逆に効率が下がってくるんだそう。
それは、機械、設備などのハードが古くなった
という理由よりも、働き手の気持ちが
マンネリになってしまうから。
受け身になり、やらされているという気分になるから。
つまり人の気持ちの要素の方が大きいのだそうです。
この効率低下を防ぐために行うのが、
リストラなどの改革、リニューアル。
機械・システムを変えるというのもありますが、
あくまでも目的は人の心をリフレッシュすること。
一番手っ取り早いのは、
携わる人を変えること。
または新たに人を入れることだそう。
けれど、なかなかそれも難しい場合は、
ハード・システムなどの環境を変えて、
人を変えたのと同じような効果を出す。
ハード・ソフトなど環境を少しでも変えると、
それに影響され、人の気持ちは、変化するのですね。
こうした人心一新は、何も企業だけでなく、
個人でも行うことが必要とか。
ずっと同じ事を続けるというのは楽ですが、一方で、
停滞、よどみは、毒を生み、病を生じさせると言います。
自分で自分の人心一新の工夫をすること。
これは多分、どなたでも少しは行っていると思います。
衣替えはまさにそうですし、
新しい服を買う、バッグを買う、物を買う、
本を読み、映画・芝居を見る、コンサートに行く、
美術館に行く、
部屋の模様替えをする、引っ越すなどなど。
通勤・通学の道を変える、新しい飲食店を開拓する。
髪型を変える。女性の場合なら化粧品、化粧を変える
なんていうのもありますね。
ともかく、生活の中にいつもとは
違った新しいことを入れ込むこと。
知合いのお医者さんは、
「生活に変化がない」ということは、
ある種、認知症の危険因子とおっしゃっていました。
自分の毎日を振り返って見て、
変化がないと思ったら、
脳に刺激を与え活性化させるために、
小さなことでもいいですから、
自分で人身一新する必要があるかもしれませんね。
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