60代の知合いが、子どもたちに絵本を
読み聞かせるボランティアになりたいと
思ったそう。
調べたら、「りぷりんと」という団体が、
そうした活動を行っており、
読み聞かせプログラムも実施していると。
絵本くらい、読める。
トレーニングするまでもない
とは思ったものの、子どもたちにちゃんとした
読み聞かせをするためには、そうした専門的な
トレーニングも必要と思い、参加したんだそうです。
トレーニングは週2時間、合計12回。
ゴールは保育園、児童館などで、
実際に子どもたちの前で読み聞かせを
披露すること。
字を読めることと、それをちゃんと複数の
相手に伝わるように、感情を込めて、
隅々まで声を届かせるのは別。
また普段より大きな声を出すのは、
ちゃんと発声をしないとでず、
訓練の必要性、そして有効性を感じたそうです。
また読むスピード、かかる時間も意識して
読むというのも意外に難しく、
その点もいい訓練になったと。
立って、絵本をずっと持つというのも
体力、筋力がいるとわかり、体を動かすようになった。
総じて、子どもたちのためというより、
トレーニングは自分の頭や体を鍛える
助けになったと感じたと。
りぷりんと
http://www2.tmig.or.jp/healthpromotion/reprints/index.html
https://www.facebook.com/reprintsnetworksince2004
東京都健康長寿医療センター研究所によれば、
このトレーニングを受けた人は、受けなかった人に比べ、
記憶力検査の成績が控除うしているそう。
読み聞かせは、高齢になると一番忘れやすいとされる
いちどこで誰となにをしたというエピソード記憶を
鍛える有力の一つなんですね。
絵本のストーリーは、まさにいつ、どこで、誰が、
何をという構成になっており、読み聞かせは、
子どもたちにそれを分解してはっきり伝えるという行為。
読み聞かせをトレーニングすることは、
いわば脳活なんですね。
また上にもあるように、大きな声を出すのは、
体を鍛えることにもなるようです。
こうした読み聞かせるボランティアの募集、トレーニングは、
全国各地でたくさんあるよう。
子どもだけでなく、高齢者への読み聞かせを行う
団体も数多いようです。
子どもや高齢者のためにも、
なにより自分のためにも、
体験してみるのもいいかもしれませんね。
コメント