リオ五輪。
体操男子団体金メダル。
柔道男子73キロ級で
大野将平選手も金メダルと
活躍が続いています。
そんな中、知人が同じスポーツクラブに通っていた
ということで、個人的に注目していたのが
競泳陣の池江璃花子さん。
予選、準決勝そして決勝でも日本新を連発、
女子100メートルバタフライで
6位に入賞した16歳です。
その池江さんの小学生・中学生時代の
エピソードについての記事が、新聞各紙に出ていました。
池江さんが、3歳のときに入会した
東京ドルフィンクラブ江戸川スイミングスクールの
主任コーチ、清水桂さん。
小学校6年生の時まで指導したそう。
彼女は「小さい頃から怪物だった」として、
やせてはいたが、筋肉がしっかりついていたと。
筋肉の発達の裏には、お母さん美由紀さんの
赤ちゃんの時からの子育て法があったと話されています。
お母さんは、「脳の発達に良い影響がある」として、
生後すぐの時から、手の指先に刺激を与え続けたといいます。
さらにおむつ交換の後に体を起こすとき、自分の指を
つかませて引き上げたそう。
そうした刺激、訓練で、池江さんは、
2歳になる前にすでに逆上がりができたといいます。
精神的にはどうだったのか?
本番には圧倒的に強い反面、練習の時は、
設定タイムも切れない。
コーチの清水さんが、怒っても気にしない。
「レースでダメだったら『次がんばる』、
良かったら『やった』。それで終わり」。
今回もそうですが、小さい頃からメンタルが強かったようです。
その清水さんが大切にしているのが、
池江さんからもらった1枚の絵。
彼女が小学生のときにクレヨンで描いたもので、
表彰台の中央に「りかこ」さんがたち、その姿を後ろから、
「コーチ」の清水さんが見守っているという絵柄です。
絵の横に添えられている文章。
「おリンピックでゆうしょうした!」。
清水コーチは、こういいます。
「ふつうの子は、オリンピックで優勝したい、と書くのに、
リカコは過去形。リカコらしいと言うか。リカコのお陰で、
見たことのない景色を見させてもらっている」。
これには心底、驚きました。
以前、専門家に、目標の達成方法を
指導してもらったことがあります。
その時に言われたのが、
願望を語るな、決意を語れ。
さらに実現した先のことを考えよということ。
たとえば、
「英検1級に合格したい」ではなく、
「英検1級に合格する」と言い切る。
さらには、
「英検1級に合格した。それでは……」と
次のことを考える。
つまり言い切ることで、自分の中で、
実行することを当たり前のこととする。
さらに目標を過去形にすることで、
「成功」を潜在意識にしみこませるのですね。
池江さんは、その目標達成の心構えを、
小学生の時にすでに身につけていたと。
そこにびっくりしたのです。
池江さんは、今回のリオ五輪で、
日本競泳陣最多の7種目にエントリーしています。
まだ1種目おわったばかり。
残りの種目の活躍、
そしてさらに次の東京五輪での栄冠を期待します。
池江さんも学んだという七田式。
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