アルファフェイバリット英和辞典第2版を読む。
bread crumb パンくず、パン粉
bread fruit パンノキ
「十五少年漂流記」だったか「ロビンソン・クルーソー」
だったか忘れたが、その中にパンノキの記述が出てくる。
パンとそっくりの実がつく植物がある。挿絵にもなく、
小学校の図書室で百科事典などを探した。クワ科で果実は
長さ20センチメートルほどの楕円体ないし球形。果皮に
とげがある。熟すと橙紅色になるが、中の果肉は白色の
海綿状。デンプン質が多いという。味はパンではなく、
薩摩芋のような感じだそう。なぜパンかというと、
オセアニアの人たちがこれを主食にしているから。
主食=パンということでパンの木となったそう。
初めて実物を見たのは、夢の島熱帯植物園。実がついていたか
どうかは覚えていない。また社会人になってハワイに行ったり、
東南アジアでも実物を見るがまだ食べたことはない。
そうそうハワイアンキルトでは、このパンの木の葉が重要な
モチーフの一つとなっているそう。生でもまた火を通しても
食べる。薄く切り火で焼くと保存もきくとのこと。果肉のみ
ならず、種子も食用可能。また木はシロアリに強く、建材と
して重宝されている。食用、建材として使われるため、この
パンの木は、太平洋の諸地域で重要な樹木となっている。
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