今や笑点の司会として知られる
落語家の春風亭昇太さん。
多趣味で知られます。
なかでもレコード、フィルムカメラなど
アナクロ、アナログなものがお好きなようです。
それでは新しいもの、デジタルなものには、
手を出さないのかと言えばそうではないよう。
昇太さんが、あちこちでしゃべったり、
書いたりしているのですが、
「誰かに誘われたら乗ってみる」というのが、
信条の一つなんだそうです。
自分の好きなもの、こと、場所、
趣味などは、偏っている。
自分の興味だけに従ってしまうと、
狭い世界だけに固執することになってしまい、
広がりがなくなってしまう。
それは、広く世の中の人たちの関心、感情を
下敷きにして話す落語家としてはよくない。
そう考えて、自分に誰かが何かを
よいと思って勧めてくれたら、
「それ自分の趣味じゃないんだよね」
「絶対あわないと思う」などと拒否し、
否定してしまわないで、ともかく、
一度はやってみる。
「ダメ」「やらない」と結論を出すのは、
最低一度はやってみてから。
そういう姿勢なんですね。
そうやっていろいろ誘ってくれたもののうち、
ずっと興味を持ち続けるものは、ほんとうに
少ないけれど、それでも自分の見聞を広げて
くれたし、そうしたことの存在を知る事が出来て、
決して無駄には終わっていない。
その内のいくつかは、継続しているものも
あるんだそうです。
この話を聞いたので、日曜日に、
誘われたカルチャー講座に出かけてきました。
これからも昇太さんにならい、
あちこち、でかけたり、初めてみようと思います。
《亀の知恵》
《勧められた「ところ天」を食べて見たら……。「友達の誘いには乗ってみるものだ」との祖母の教え。》
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