家の周囲は商業地。
店、会社を経営している方が
たくさんいらっしゃいます。
ご近所は今はご自身の会社もたたみ、
悠々自適の生活をされている高齢の方がいます。
先日、少し話をしたのですが、
思ってもみなかった経歴に驚きました。
その方は、昭和30年代に独立し会社をおこし、
高度成長の波に乗って、業績をのばしたものの、
オイルショックとその後の不況で一度倒産。
さらに数年後、細々と商売を再開。
バブルの頃には、以前よりさらに大きな規模になり、
数億を動かすようになったそう。
ところがバブル崩壊後、またもや倒産。
しばらく雌伏の時をへたのち、再び会社をはじめ、
今度は堅実に運営し、徐々に大きくなり、
つい数年前、自分は引退し、後継と見込んだ人物に
譲ったのだとか。
その途中、胃がん、十二指腸潰瘍、また
心筋梗塞に襲われ、もうダメかと諦めた
こともあったといいます。
今の穏やかな顔からは、
とてもそんな感じに見えないのですが、
そんな起伏のある人生を送られていたんですね。
会社の経営危機、倒産や自身の病気などの時に、
常に心に思っていたことがあるといいます。
それは、
「失敗より挑戦しないことが恥ずかしい」。
失敗は恥ずかしいことではなく、
失敗をしたくないと、
挑戦しないことの方が恥ずかしい。
また失敗し倒れるのはいい。
けれど倒れっぱなしではいけないとも。
ご近所さんは、仕事は引退したものの、
今でも、何か新しいことがあれば、
まず自分でやれないかと考えているのだそう。
当面の目標は東京オリンピック。
ボランティア、案内など何か自分に
出来ることがあると、調べている最中とか。
その姿に、ハッパをかけられました
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