亀の知恵

萬年も役立つような森羅万象の知恵を紹介

*

「少欲知足」「少欲の想(おもい) はじめて生じ 知足の心 やや発(おこ)る」。今に感謝する。

   

近所に薬研堀不動があります。
川崎大師別院です。

ウォーキングで前を通ることが多いのですが、
先日、前を通りかかったついでに、足をとめ、
お参り。

その時に入り口右側の掲示板の言葉に
目がとまりました。

「今日の言葉」として次のように書かれていたのです。

「少欲の想 はじめて生じ 知足の心 やや発る」
(しょうよくのおもい はじめてしょうじ
ちそくのこころ ややおこる)

この意味は
「欲を持ちすぎないことが幸せへの近道である」
出典は弘法大師の著作「秘密曼荼羅十住心論」。

この言葉は釈尊の「少欲知足(しょうよくちそく)」
(少欲にして足るを知る)という教えと同じですね。

年末でお金のことを考えることが多い時期。
たまたま先日、録画していた映画「ウォール街」を
見た直後だっただけに、いっそうこの言葉が身にしみました。

映画の中のゴードン・ゲッコーは
「強欲は善だ」と言い放ち、株を買いしめ、
金を際限なく儲ける生き方を肯定しています。

それとは全く逆の生き方を進めるのが、
上の二つの言葉です。

たとえば金を儲ける。
人はそこで満足すると思いがち。

けれど稼げば稼ぐほど、もっともっと
とさらに欲望が大きくなり、決して
満足せず、さらに多くの金を得ようとする。

そこには満足がない。

これがどうやら人間の本質のようです。

これはお金だけに限りません。

美味しいものが好きな人がいる。
とても美味しい料理を食べた。
一時はそれで満足するかもしれない。

けれどすぐにもっと美味しいもの、
さらに味覚を刺激するものを食べたくなる。

何かを求める人の心は際限がないのです。

だからこそ人は様々なものを発明し、
前進してきたともいえるのですが、
そこに心の平安を得るのはとても難しい。

ではどうすればいいのか?

さらにさらにと求めるのではなく、
今、美味しい料理を食べられたということは、
ありがたいことだと感謝する。

いったん立ち止まり、今この状態にあることに
感謝することがとても大切なことなんですね。

いま、こうしていられることは、
当たり前ではなく、
とても「有り難い」ことと気づくこと。

そうすればおのずと、感謝の心が芽生える。
感謝すれば、そこに心の平安が満たされる。

毎日、無事に生きられることが
いかにありがたいことか。

それに気づき、感謝の心を持つことを
忘れないようにと思った大晦日です。

 - 未分類

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

近所の柳橋がテレビドラマの舞台に。いつもの風景を初めて訪れた場所のように見られる感性。

家のすぐ近所に、柳橋があります。 神田川の一番下流の河口にあり、 その先はは隅田 …

「おリンピックでゆうしょうした!」。日本新連発、16歳の池江璃花子(りかこ)さんが小学生の時にコーチに渡した絵に書かれていた文。

リオ五輪。 体操男子団体金メダル。 柔道男子73キロ級で 大野将平選手も金メダル …

5年ぶり公開のトリノの「聖骸布」、予約すでに100万人を超える。

トリノの聖ヨハネ大聖堂の「聖骸布」。 5年ぶりの公開が、 2015年4月19日か …

ともに70歳過ぎの知人夫妻が、健康のため取り組んでいるスポーツはボウリング。

何年か前にどちらも70歳を超えた 知合いのご夫婦。 体を動かすことがお好きで、 …

知合いの高齢者が夢中という重ね鍋(ミルフィーユ鍋)。

高齢者こそ肉を食べなくては とこの頃、よく言われます。 このブログでも何度もその …

夕陽を眺める旅。秋の夕暮れ。人生の夕暮れ。JR四国予讃線の下灘駅に集まる人々。

先日、NHKのドキュメンタリー番組 「ドキュメント72時間」で、 愛媛県伊予市双 …

「ノートルダムのせむし男」問題。劇団四季、2016年12月から「ノートルダムの鐘」を上演。「せむし男」はなぜ消えた。

地下鉄の車内広告に、 劇団四季が12月11日から上演を予定している 「ノートルダ …

あなたはまだ捨てています? リンゴの皮、野菜の皮、へた。上手な活用方法。

先日、知合いの男性と雑談。 その時に、毎朝、健康のために、 リンゴを食べ、お昼に …

ウタマロせっけんをご存じ? 野球少年の家庭の必需品。口コミで広がる人気。

自分が小学生の頃ですから、 今からもうずいぶん前になります。 当時、野球は小学生 …

開脚も簡単? 股関節と肩甲骨を柔らかに。ストレッチ専門店に通う知合い。効果は?

あなたは体が硬い方ですか? 柔らかい方ですか? 小さい頃は前屈、後屈も得意で 手 …