ニュースな言葉。「固有の領土」とは。

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2019年2月。
北方領土を巡る日本とロシアの交渉の中で、
日本側は、「固有の領土」であるとか、
「ロシアによる不法占拠」との表現を
使わなくなったことが話題となっています。

日本では北方領土のほか、尖閣諸島、竹島で、
「固有の領土」との表現が使われることがあります。

北方領土、外務省
《北方領土は、ロシアによる不法占拠が続いていますが、
日本固有の領土であり》
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo.html

それでは、この「固有の領土」とはどんな意味なのでしょうか。

上記の外務省の北方領土、さらに尖閣諸島、竹島の記述を見ると、
固有の領土とは「これまで一度も外国の領土となったことがない」
という意味で使っているようです。

尖閣諸島
《尖閣諸島が日本固有の領土であることは歴史的にも
国際法上も明らかであり, 現に我が国はこれを有効に支配しています。》
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/index.html
竹島
《竹島は,歴史的事実に照らしても,かつ国際法上も明らかに
日本固有の領土です。》
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/index.html
北方領土
《日本はロシアより早く、北方四島(択捉島、国後島、
色丹島及び歯舞群島)の存在を知り、多くの日本人が
この地域に渡航するとともに、徐々にこれらの島々の
統治を確立しました。それ以前も、ロシアの勢力が
ウルップ島より南にまで及んだことは一度もありませんでした。
1855年、日本とロシアとの間で全く平和的、友好的な形で
調印された日魯通好条約(下田条約)は、当時自然に成立
していた択捉島とウルップ島の間の国境をそのまま確認する
ものでした。それ以降も、北方四島が外国の領土となった
ことはありません。》
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo.html

その意味で固有の領土は、古来の領土とも言い換えられる。
「since early territory」。

海外で固有の領土という場合、
inherent,indigenousが使われる。
それぞれ、
inherent 本来備わっている、生来の
indigenous 土着の、原産の、
動植物・文化・習慣などがある土地・国に固有の
という意味合い。
「固有の領土inherent territory」という場合、
上にあげたような意味合いより、「先住民の領土」
とのニュアンスで使われることが多い。

ヨーロッパ諸国は長い歴史の中で領土、
国境線が何度も変化している。
新大陸、オーストラリアでは、ヨーロッパの国々が
先住民から領土を奪い定住。
そうすると、日本的な使い方の「固有の領土」は、
理解されにくい。
ただ尖閣諸島の中国、竹島の韓国は、日本に対抗し、
それぞれを「固有の領土」と主張している。

なお以前より問題提起されていたのが、アイヌの人たちへの配慮。
つい先日、2019年2月15日、法律として初めてアイヌ民族を
「先住民族」と明記する新法案を政府が閣議決定。今国会で
成立を目指す方針が発表された。

そもそも北方領土はアイヌの人たちの土地ではないか。
それについて配慮すべきとの考えもあります。






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