ニュースな言葉。「アスピリン服用で認知症リスク低下」。

ニュースな言葉

兵庫医科大学の森本教授らは、女性の糖尿病患者が
低容量のアスピリン服用で、認知症リスクが下がることを
発表しました。

《2型糖尿病女性患者における低用量アスピリン療法の認知症予防効果を臨床試験で明らかに》
https://www.corp.hyo-med.ac.jp/public/news_releases/topics/_3271.html

この研究のポイントは、以下の3点。
《糖尿病患者を対象にした低用量アスピリンの認知症予防に関する臨床試験は初めて
2型糖尿病患者の女性が低用量アスピリンを長期間服用すると認知症発症リスクが低下した
低用量アスピリンを認知症予防薬として、今後利用できる可能性がある》

いや、すごいですね。

なお今回の研究では、男性患者の認知症発症のリスクに
差は見られなかったようです。

なおアスピリンに関しては、2018年に、
奈良県立医大、国立循環器病研究センターなどのチームが
65歳未満の糖尿病患者が長期間、低容量のアスピリンを
飲み続けると、ある種のがんを抑えられる可能性がある
とする研究結果を、発表しています。

アスピリン。
飲んだことはなくても、誰でもこの薬の名前は、
聞いたことがあるのではないでしょうか。

「アスピリン(Aspirin)」は代表的な消炎鎮痛剤。

1897年、ドイツのバイエル社の化学者
フェリックス・ホフマンがサリチル酸をアセチル化することで
アセチルサリチル酸を生成することに成功しました。
(アセチルサリチル酸は世界初の人工合成された医薬品)

バイエル社は「アスピリン」(商標、商品名)の特許権を取得、
1899年に 解熱鎮痛剤、リュウマチの薬として 発売を開始。
世界中で使われるようになったのです。
(日本薬局方ではアスピリンが正式名称に)。

Aspirinは、アセチルのA、「spiriスピリ」はサリチル酸
(ドイツ語でスピール酸)の別名、「nン」は接尾辞
からなる言葉。

スピール酸(サリチル酸)は「サリシン」に由来。
「サリシン」はヤナギの樹皮に含まれる成分、
ラテン語のヤナギを意味するサリクスが語源です。

中外製薬、《近代のくすり創り》
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/history/history003.html
《耳寄りな心臓の話(第8話)『柳から生まれたアスピリン』
『柳から生まれたアスピリン』
−フェリックス・ホフマン 1897年−
川田志明(慶応義塾大学名誉教授、山中湖クリニック理事長)》
https://www.jhf.or.jp/publish/bunko/08.html

アスピリンで思い出すのは、アメリカでの出来事です。

アメリカで頭が痛い、歯が痛い、風邪を引いた
気分が悪いなんて時に、必ず勧められるのはアスピリン。

大抵の家庭、職場にはアスピリンが常備されていて、
万が一なくなっても、ドラッグストアで、
処方箋なしで買い求めることができます。

知り合いのアメリカ人は、アスピリンとビタミンCは
万能薬だとして、毎日、お菓子のように、
時には、ボリボリとかみながらとっていました。
(胃潰瘍などの副作用があるので注意!)

アメリカ人のアスピリンへの
思い入れには驚かされたものです。

○アスピリンとイチョウ葉エキス・にんにくエキス(アリシン)・
 ビタミンEは、飲み合わせ注意。アスピリンの作用が強くなり
 出血傾向が増す。

しかし、上のニュースのように、アスピリンは、
もともとの消炎剤・解熱剤・鎮痛剤以外にも、
心筋梗塞、狭心症、脳卒中に効果があり
(手術後に低容量のアスピリン服用)とされ、
さらにアルツハイマー症、骨粗鬆症、糖尿病、
不妊、がんにも効果があるとの研究成果が。

こうなると知り合いを含め多くのアメリカ人が、
アスピリンを万能薬と信じていたのは、
あながち間違いではなかった
と言えるのかもしれません。

○薬の服用はくれぐれも慎重に。

今後、ますます研究を進めて、
アスピリンの力を解明して欲しいですね。

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