あなたの靴下の長さはどれくらいですか?
かかとくらいまでの若者は別にして、
多くの成人男性の場合、ふくらはぎの
下あたりまでが一般的ではないかと思います。
以前、作家の塩野七生さんが、
日本人の男性のはく靴下は短すぎる、
足を組んだときズボンの下から、
靴下の上のはみ出た毛が見えるのは見苦しい
とエッセイに書かれていました。
塩野さんが在住のイタリアでは、
靴下の専門店が町のあちこちにあり、
様々な種類の靴下を販売しています。
色、素材は様々ですが、
長さは大抵どれも膝下までのもの。
向こうではこの長さが一般的なんだそう。
知人の男性が、そんなに長時間
歩いたり運動した訳でもないのに脚がだるい。
また冬場にはとても足先が冷える
という悩みを抱えていました。
かかりつけの医師(内科)、
また整体院の先生に相談したところ、
脚のマッサージ(下から上に手でさするように血液を戻す)、
運動(椅子に座り、脚をあげのばす。
アキレス腱を伸ばすように足先を上下させる)
などをアドバイスされたそう。
あわせて弾性ストッキングを勧められました。
これは脚のむくみがなどがある人向けの靴下で、
大抵のものは、膝下までの長さがあります。
弾性とあるように、一般的な靴下より、
締め付け具合が強く、ふくらはぎ、足首を
絞り込む力が働きます。
筋肉の動きと、この弾性によって、
血液を心臓に戻しやすくし、
疲れ・むくみを防ぐとのこと。
知合いは、さっそく病院・整体院の売店で
買い求め、試しにはいてみたそう。
締め付けが強いので、最初は、はくのに苦労しました。
しっかり座って、手で押し広げないとはけなかったとか。
けれど、はいてしばらくして、
足先、ふくらはぎのあたりが
通常の靴下の時に比べ温かく感じ、
動くと、さらに温かく、
マッサージされているように思えたとか。
一日はいてみて、脚のだるさも冷えも
感じなくなったといいます。
それを聞いて、自分も本物の
弾性ストッキングではないのですが、
それに近い、値段の安いタイプの膝下丈の靴下を
イトーヨーカ堂で購入しました。
以前には、イタリアで買った膝下までの
靴下をはいたことがあり、その感覚は
覚えていたのですが、その時以上に快適でした。
自分はふくらはぎが太く、一般的な靴下だと
動いているうちに、下にずり落ちてしまいます。
それが一切ない。
ぴたっと膝下で止まっています。
これだけでも気持ちがよい。
さらに知人が言うように、動くと動いただけ、
マッサージを受けているようで、
疲れを感じにくいのです。
さらにマッサージ効果のせいか、
血流が先まで行き届き、温かい!
いやー、靴下一つでここまで差が出るものなのか
と驚きました。
新年前に、これまでと同じ長さの靴下を
大量に買ったばかり。
もったいないので、捨てられないのですけれど、
重ね履き用にとっておくとして、今後は、
夏でも膝下までの靴下を買うことに決めました。
こちらは、長さは膝上まである
一方で、足先はないというタイプです。
(足先はないので、はきやすく、下に短い
ソックスを重ね履きすれば、足先も温かいです)
コメント