金持神社。金持箸。春。上京の際、母が持たせてくれた一膳の箸。

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金持神社。
http://kanemochi-jinja.net/
ご存じですか?

「かねもちじんじゃ」ではなく、
「かもちじんじゃ」です。
(上のサイトのURLは
kanemochiとなっていますが)

その名前から
金運祈願・開運祈願で有名な神社です。
鳥取県日野郡日野町金持(かもち)にあります。

いろいろな縁起物を販売しているのですけれど、
その一つが金持箸です。
http://kanemochi.shop-pro.jp/?pid=7047384

《南天木使用。難を転ずるという意味合いが込められています》。

かなり前ですが、仕事先で知り合った方は、
この神社の近くのご出身で、
この神社とこの箸のことを教えてくれました。

自分は、いただいていないのですけれど、
ちょっとしたお祝い、プレゼントに、
この箸を贈っていると聞かされました。

箸に、深い思いがあったようです。

その方は、東京の大学に合格。
上京する朝、お母さんから
渡されたものがあったそう。

それが新しい箸と箸箱でした。

それまで実家で使っていたものではなく、
新しく買ってくれたもの。

「お箸は縁起物。新しい箸で、
東京でもご飯だけはしっかり食べなさい」。

こう言われ、送り出されました(おそらく方言で)

夜遅く、東京の下宿につき、
近所で買ってきたお弁当を広げました。

割り箸ではなく、持たせてくれた
新しい箸で食べた時、お母さんや家族、
故郷のことを思い出し、ひと筋の涙とともに、
元気が出て、これから先、東京でも
なんとかやれそうだと感じたとのこと。

それから、くじけそうになった時や
落ち込んだ時も、下宿でこの箸を使って
食事をとると、母に励まされるような
気持ちがしたとも。

お母さんが持たせてくれた箸は、
その人にとって大きな支えだったんですね。

それから何十年。
お会いした時、もう故郷のお母様も
亡くなられていました。
上京の時に持たせてくれた箸は、
古びても捨てずに大切にとっていました。

そして通常は新年に買い換える箸を、
その方は春先の3月に新調していると。

箸を新調すると、新たな気持ちとなり、
大切に使って、健康に暮らそう。
そんな前向きな心持ちになるのだと。

最近、この方とはお会いしていませんが、
お元気で、相変わらず金持神社のお箸を
回りの方にプレゼントし、春先には、
家族のお箸を新調されていらっしゃるのでしょうか。

 

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
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