浅草に米一粒のにぎり寿司を握る寿司店があり、
外国人の観光客にも人気だそう。
それは技量を見せるためもありますが、
お客さまを楽しませるためのサービスとして
始めたモノだとか。
こちらは本気です。
米1粒の寿司を握り、15ミリ四方の紙で鶴を折りなさい。
15分以内でそれぞれいくつできるか。
これ、なんと採用試験の課題なんだとか。
岡山県倉敷市の倉敷中央病院が、
8月の新卒研修医採用で導入した実技試験です。
確かにお医者さん、とくに外科医は手先が
器用であることを求められそうなので、
上の二つの課題はソレを見るのには良さそうですね。
ところが、病院側によれば、そうではないと。
出来栄えの優劣で評価するわけではないと。
この課題の目的は「集中力」「諦めない心」をはかること。
なるほどねー。
これで思い出したのは、東京都三鷹市にある三鷹光器。
こちらは小さい会社ながら、天文・宇宙開発機器、
医療機器、中でも脳外科手術用顕微鏡スタンドでは、
世界のトップを走る、世界一の会社なんですね。
そんな素晴らしい技術力をもつ会社ですが、
社長が非常にユニーク。
社内ではメールは、禁止。
文章よりも絵がわかりやすいと、
ホワイトボードに絵、図で説明を求めるとか。
こちらの入社試験は有名。
課題は焼き魚定食。
どこを見ているのかというと、
魚をきれいに箸で食べられるかどうか。
こちらは、まさに手先の器用さを見ているんですね。
名古屋の樹研工業。
こちらも社長がたいそうユニーク。
極小の歯車を作る技術を持った
プラスチック部品製造の会社です。
入社試験はなし。
なんと先着順なんだとか。
理由は、才能よりトレーニングが物作りでは重要だから。
最高の設備で、適切なトレーニングを施せば、
誰もが物作りを出来るようになるというのが
社長の信念。
どの会社でも真似できることではありませんが、
これは入社試験だけではなく、自分自信を考える上でも
大切な視点かもしれません。
学歴、学校の成績より、
本人の意欲、さらに環境にひたり、
トレーニングを受け、技術を身につけていく。
そうすることで、自分が思っている以上に、
能力は伸びていくのかも。
自分の成長を押しとどめているのは、
案外、自分はこれくらいだからという
自分へのあきらめなのかもしれません。
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