高田純次さん。
テキトー男として有名ですね。
毎日放送の「情熱大陸」で
2015年7月5日にとりあげられました。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2015/07_05.shtml
高田さんの日常を三ヶ月にわたって、
密着したというドキュメンタリーです。
2015年7月17日の朝日新聞の投稿欄にも
掲載されていたのですけれど、
その中の高田純次さんの言葉に、ドキッとしました。
それは、
「年取ってやっちゃいけない話は、
説教と昔話と自慢話。
だから俺はエロ話しかできないんだよ」
高田さんよりずいぶん、年下ですけれど、
職場などでは、いつの間にかベテランとなり、
周囲は年下ばかり。
そうなると自覚していなくてもついつい、
「最近の若い者は……」とか、
「自分が若い頃は……」とか、
言いがちになるんですよね。
若い時は、そうした年配の人の話が、
たまらなくイヤだったのに。
人との会話で、面白い話をするのは、非常に難しいですね。
わかりやすいのは、面白くない話をしないこと。
面白くない話とは、高田さんがあげられた
説教、昔話、そして自慢話。
さらに避けるべきは、
愚痴、その場にいない人の悪口、噂話。
これらもされると、マイナス、
ブルーな気持ちになりますね。
まるで毒を吹き込まれたよう。
自戒しているのは、しゃべりすぎ。
相手の話を聞いているようで、実は受け流していて、
自分のことばかりしゃべること。
小さいころからおしゃべりだった自分に、
祖母は、
「人の耳はふたつで、口は一つなのはなぜか知っているか?」
と質問。
「それは、自分がしゃべることの倍、
人の言うことを聞くようにとの神様の戒めから」
と忠告(これも説教?)してくれました。
どんな女性にも好感を持たれるある男性に、
その秘訣を伺った折に、この祖母の教えを
告げたところ、次のように話してくれました。
「こと、男女間でいえば、1:9。
女性に9割しゃべらせて、男性は1割、そう相づちや、
相手のキーワードを繰り返すくらいでちょうどいい」
と。
それくらいにして女性はようやく、
自分の話をよく聞いてくれると感じるのだとか。
「一を聞いて十を知る」と言われます。
非常に賢いという例えですが、こと話に関しては、
「一を聞いて十を話す」になりがち。
「十を聞いて一を話す」が、
会話では賢いのかもしれません。
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