NHKのBS1で放送されている
「cool japan かっこいい日本発掘!」という番組。
2015年7月19日放送で、
《数の不思議》について放送していました。
http://www6.nhk.or.jp/cooljapan/past/detail.html?pid=150719
その不思議のひとつとして、
《動物を数えるとき犬は「1匹」、馬は「1頭」、
ウサギは「1羽」。日本語での単位の多様さ》、
つまり物の数え方について、取り上げていました。
10問ほど、物の数え方についての問題を
街で日本人に答えてもらっていました。
皆さん、かなりの正答率。
しかし、150人ほど調査した中で、
誰一人として答えられなかった問題があります。
それは、袴(はかま)の数え方。
あなたはご存じでしょうか?
実は知っていました。
というのは、小学生の頃から
剣道をしていたからです。
剣道では練習着(胴着)として
はかまをはきます。
最初にそのはきかた、そして
脱いだ後のたたみ方を教えてくれました。
そしてそのときに、袴の数え方も
知らせてくれたのでした。
そう、袴は腰ではく。
腰にしっかり腰板をあて、
固定していないと、
身さばきがしっかりしないので、
ちゃんと動けないという言葉とともに。
(稽古着の袴には5本のひだがあるが、
「五倫・五常」を示すとかおしえられたが……)
また動きをよくするため、
前下がり後ろ上がりで
身に付けるとも。
そうそうはくときは、左足からとも。
武士が死地に赴くとき、切腹の時は、
右足から入れるのだとか。
袴にまつわるあれやこれを思い出しました。
それにしても、小さい頃に、身体にしみこんだ教えは
やらなくなっても、終生、覚えているものと
教わったことがあるのですけれど、今でもちゃんと
袴を正しくはいて、脱いで、たためるか、心配だなー。
そうそう高校でやめてしまった後、
胴着はどこに行ってしまったのだろうか?
〇左座右起(さざうき)
左足から座り、右足から起(立)つ。
胴衣も左腕から通して着る。脱ぐときは右から。
関連エントリー
《トクダス》
《袴は右足からはくのか、左足からはくのか? 三越歌舞伎「傾城反魂香」を見て。》
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