祖母は園芸が大好きで、
大阪の市街地の狭い庭に
様々な鉢植えを置いて世話をしていました。
欠かさず見ていたのが「趣味の園芸」。
栽培する花や植物にも詳しかった野ですが、
山野草の知識もありました。
テレビでどこかの山に登る紀行番組を
放送していた時、画面に映る野草の
名前をすぐに言って、教えてくれました。
一般に昔の方は今の人より、そうした植物の知識は
豊富なのではないかと思います。
先日、杉並の取引先に向かう途中。
甲州街道の松原交差点に。
その角に植木が植わっているのですが、
その近くを通ると、ちょっとかぐわしい香りが。
どこからだろうと匂いをかいでいると、
植木にまとわりついているつる性植物の花から
と気付きました。
そこは毎年、春から夏の時期に、
毎週2回は通っている場所。
それなのに初めて気付きました。
人というのは、意識しないと何かには気付かないのですね。
この花、そしてこの香り、
どこかで見たり、かいだりした
記憶があるのだけれど、
どこだったのか?
そして名前も教えてもらった覚えが……。
思い出せないまま、取引先に。
そして帰りに写真を撮影。
そして、こうした時、便りにしている
以下のサイトで調べてみました。
植物検索事典「なんやろ」へようこそ
http://www1.kcn.ne.jp/~sueminam/
《花の季節: 春、初夏、夏、秋 など [このシステムについて]
花の色: 花赤、花紅、花黄、花白、花青、花紫淡 など [おことわりとお礼]
花弁の数: ”花片5”など (花弁5でなく) [植物関連のリンク集]
花の付き方: 穂状、円錐花序など (花序、花全体の姿です)
茎の特徴: 茎毛(茎に毛がある場合)、茎緑(茎が緑色)、
つる性、茎刺 など
葉の形: 葉卵形、葉線形、葉皮針形、葉掌状、羽状複葉など
葉の付き方: 対生(たいせい:2枚ずつ対につく)、
互生(ごせい:交互につく)、輪生(りんせい:車輪のようにつく)
葉の縁など: 鋸歯(きょし:縁にのこぎり状のぎざぎざあり)、
全縁(ぜんえん:縁がなめらか)、葉毛(葉に毛がある)》
上のような言葉を検索窓に複数入力し、
候補を絞っていくのです。
その結果をひとつづつ、
画像などを見ながら、比較検討。
どれも違うなー。
とった写真をGoogleで画像検索。
似た植物の写真がたくさん候補として
出てくるのですが、どれも違う。
と言うわけで結局、これだと決めることは
できませんでした。
専門家の方や植物に少し詳しい方が
ご覧になれば、「それ、〇〇ですよ」
とすぐにわかりそうなよくある植物だと思うのですが……。
以前、別のブログに、花や木の名前を知れば知るほど、
人生は豊かになるとの趣旨の文章を書きました。
何事もそうですが、
すぐには詳しくはなりません。
身近なところから一つ一つ、
名前を覚えていこうと思います。
関連エントリー
《人生やり残しリスト》
《花の名前、木の名前を知ると人生が豊かに。ドウダンツツジ、灯台つつじ、満点星。》
コメント