お宅に仏壇はありますか?
仕事仲間で、実家の片付け、始末、
お墓の移転などをした人がいます。
最近、こうしたことが問題となって、
テレビ、雑誌で特集したり、
本なども出ていますね。
実家をしまうというのは、建物だけでなく、
お墓はもちろん、家の中の家財道具一式も
処分するということなんですね。
そして実家の始末ということで、
自分が考えていなかったのは、
仏壇です。
相続したら祭祀もひきつぐ。
祭祀はご先祖様をお祀りすること。
それには、当たり前ですが、
仏壇、お墓を守るということも
入っているんですね。
お墓の引っ越しには、手間と費用もかかる
とは聞いていましたが、仏壇をどうするかも
いろいろと大変なようです。
仕事仲間は、兄弟がみな、都会に出ていて、マンション暮らし。
なので、ご実家の大きな立派な仏壇を設置する
物理的なスペースがないということで、仏壇は処分することに。
大層、手のこんだ仏壇だったので、
売ろうと考え、調べてみたのですが、
売ろうにも値がつかなかったとか。
そしてこれも自分は知らなかったのですけれど、
仏壇を処分するには、「御霊抜き」といって
お寺のお坊さんに、お経をあげてもらうことが
一般的なんだそう。
その時にはお墓の時もありましたが、
「離檀料」(名目はともあれ)を
払わねばならないこともあるようです。
お寺を介さず、仏壇の処分を専門にする業者もいるよう。
けれど当然ながら、処分費用がかかります。
仕事仲間の場合は、お墓の引っ越しもあったので、
お寺には、お墓と仏壇合わせてのお布施を払ったそうです。
さらに位牌、過去帳などを引き取り、
安置するため、マンションの部屋にも入る、
小さな仏壇(厨子?)を買ったそう。
その仏壇には以前の位牌が入らないので、
位牌も小さなものに作り直したとのことです。
仕事仲間は、自分の子どもには、
そうした手間やお金をかけさせたくないので、
移転した墓さらに仏壇、位牌もなくしてもよい
と伝えているとのこと。
今後は仕事仲間のように、お墓も仏壇もいらない
という人が増えるのでしょうか?
[amazonjs asin=”4074135353″ locale=”JP” title=”お坊さんがイチから教える!お墓と仏壇 選び方・建て方・祀り方”]
コメント