住むところで寿命は決まる。ヒートショック。風呂、トイレ。住宅断熱改修で高齢者の血圧改善。都長寿医療センター。

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一人暮らしの高齢の知合い。

冬の寒い時期、そして夏の暑い時期に
1~2ヶ月、デイケアの宿泊所に滞在しているそう。

そこに行くと、決まって体調が良くなるとのこと。

その理由は、三食とも、
栄養、消化を考えられた食事がとれること。

そして……。

東京都健康長寿医療センター研究所などが、
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/J_index.html
1970年代に建てられた集合住宅の窓や壁の断熱性や
気密性を高い状態に改修すると、そこで過ごした
高齢者の血圧が下がったとの実験結果をまとめました。

断熱改修が、省エネのみならず、健康にも良い影響を
与えることが示されたことになります。

〇実験
1979年に建てられた東京都内の集合住宅。
窓、壁などの改修工事を実施。
2014年12月~2015年3月に、
60~70代の男女計30人が参加した。
床の温度はおよそ3度高くなった。
以前から東京都健康長寿医療センター研究所は、
温度差が原因で起こる不調、死亡=ヒートショックや、
家の断熱改修について研究・発表しています。

《入浴時の温度管理に注意して
ヒートショックを防止しましょう》
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/images/publication/pdf/heatshock.pdf

《寒い時期には入浴中の突然死が多発しています。この突然死には
温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが
原因で起こる「ヒートショック」が関係しています》。

このうち多いのが入浴中の急死。

《この死亡者数は、交通事故による死亡者数の
3倍をはるかに超え、そのうち高齢者は14,000人と
大多数を占めています》。
《入浴中に急死する高齢者数-冬場は夏場の 11 倍!
主な原因は脱衣室・浴室等の温度低下による「ヒートショック」
冬場の住居内の温度管理と健康について 》
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/release/pdf/press_20131202.pdf

住居を断熱改修し温度差をなくすと、

《睡眠やアレルギー症状に良い影響を与える》
《血圧の低下や安定化に有用である可能性を示唆》
《居室全体を暖房し室温が高いと活動量や筋力も高い 》
との結果が出ています。

知合いが、デイケアセンターの宿泊所で
体調が良くなった理由。

食事のほか、宿泊所が全館冷暖房で、
温度差、ヒートショックがないことが大きいようです。

大がかりな改修、リフォームは
お金がかかるので、出来るところから。

窓が熱の出入りが多く、
断熱の効果が一番高いそう。

アルミサッシの枠に自分で貼れる枠用のシート、
窓面にはる断熱シートなどを
利用するところから始めるといいかもしれませんね。

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プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
ブログ「人生やり残しリスト」
https://yarinokoshi.blog.ss-blog.jp/

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