先日、テレビを見ていたら、
京都の祇園が特集されていました。
(再放送)
新日本風土記、「祇園(再)」
http://www.nhk.or.jp/fudoki/upcoming.html
舞妓・芸妓さんも登場。
その日々の精進の様子も紹介されました。
祇園の踊りは京舞。
都をどりの舞台裏、
五世井上八千代さんが
稽古をつける姿も出てきました。
京舞の基本は「おいど」。
これは京言葉で「お尻」の意味。
お尻を下げた中腰の姿勢が、
京舞の基本的な姿勢なんだそうです。
これは日常生活ではなかなかしない、
しても長くはしない特殊な姿勢です。
なので習い始めたばかりの芸妓さんは、
なかなかこの姿勢をすることができないのだとか。
番組中、井上さんが何度も「おいど」と
舞妓さんたちに注意されていました。
その番組の中では出てこなかったのですけれど、
「おいど」とは、単にお尻や、お尻を下げて、
中腰にになることだけでなく、お尻の穴をしめる
ということなんだそうです。
それを意識すると、姿勢がぴしっと決まる。
意識しないと、姿勢が崩れ、
またメリハリのきいた動きにならないのだと。
先日、美容院を訪れ、担当の美容師さんと、
体のトレーニングについて話しました。
担当の方は、今、スポーツクラブに
定期的に通っていて、
個人トレーナーの方に指導も受けていると。
そのトレーナーが、口を酸っぱくして、
何度も言っているのが「お尻」。
もっと言えば、
「意識してお尻の穴をしめなさい」
ということ。
まったく京舞と一緒ですね。
トレーナーによれば、そうすることで、
姿勢がよくなる、体幹がしっかりする、
力が逃げない、怪我をしにくいなどの
効能があると。
さらに精神的にも落ち着く、
いらいらしない、ストレスに強くなるとも。
それ以来、担当さんは、トレーニングの時はもちろんですが、
仕事中、またそうでないときでも気付いた時に、
穴をしめているとか。
ヒップアップもし、また精神的にもすごく
安定してきたと言います。
そして、時間もお金もかからないからと
自分に勧めてくれました。
実は、以前より複数の人から、
勧められていました。
立ち姿がすっと立派になった担当さんを見て、
やってみようかなと思った次第です。
信号待ちの時に、お尻をぴくぴくしていたら、
それは多分、私です。
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