4月、新年度。
出会いの季節です。
新たに多くの方と知り合いますね。
自己紹介したりされたり。
多くの方とこの春、知り合ったのですが、
その中の一人に、「凶」という名前の方が
いらっしゃいました。
いや、驚きました。
凶は、吉の反対。縁起が悪いこと。
訓読みは「まがまがしい」。
縁起のいい名前、良い名前、
福がもたらされるような名前を
つけるというのが、一般的ですが、
それと反対です。
この名前をつけたのは、ご両親だそうですけれど、
ご本人に次のように名前の由来を説明したそう。
凶というのは、悪いこと、一番の底。
けれど自分の力で、最悪から昇り、
切り開き、良い人生を歩んで欲しい。
これ以上下がりようのないのだから、
あとは昇るだけ。
そう言われて、本人も納得したといいます。
そしてこうやって初対面でも一発で
覚えてもらうので、その点でも得をしているとも。
名前をつけるとき、漢字の画数で凶数とか、
よくない字で凶字などがあるといいますが、
そこをあえて凶をつけるというその精神。
すごいなー。
おみくじでも凶、大凶が出ると、
へこむけれど、考え方・意識で
ずいぶん変わるんだろうな。
あなたはどう思われますか?
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