「ヒューマニズム」の語源は「フムス」(腐葉土)。

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読売新聞の連載「時代の証言者」。
2019年2月7日は
《森は海の恋人 畠山重篤(しげあつ)》さんの35回目。
タイトルは《ベルク博士に学んだこと》。

畠山さんは、三陸海岸で牡蠣の養殖をされている方。
牡蠣、海にとって、森が大事ということで、
連載タイトルの《森は海の恋人》をキャッチフレーズに
山にブナを植林していらっしゃる方です。
(昨年6月で30回目を迎えたそうです)



今回の連載は、風土学を研究してきて、
畠山さんの最初の本「森は海の恋人」の仏語訳をされた
オギュスタン・ベルク博士との交流を軸に描かれています。

その中で、個人的に気になったのが、次の記述。
《ラテン語では、腐葉土のことを「フムス」といい、
これは「ヒューマニズム」の語源です。人間は腐葉土の
ように他者を育む尊座になれ、という意味だそうです。》

同様な主張を畠山さんはあちこちで話されています。

《漁師・NPO法人「森は海の恋人」理事長 畠山重篤 
腐葉土のような人になれ》
https://www.dananet.jp/?p=2314&page=2

《ラテン語で腐葉土のことを「フムス」といいます。
これは「ヒューマニズム」の語源です。ドイツ語では
「ヒュッターボーデン」といって、「母なる土」
という意味があります。つきつめていくと
「人間は腐葉土のように他者を育てる存在になれ」
という意味もあるそうです。》

ヒューマニズム(humanism)は人間中心,人間尊重を
基調とする思想態度のこと。人本主義、人文主義、
人道主義などとも言われます。

一般的にヒューマニズムの語源は、
次のように言われています。

《「もっと人間らしい」(フマニオール――
人間的humanusというラテン語の比較級humanior)
からヒューマニズムということばが生まれたのである。》
日本大百科全書(ニッポニカ)
コトバンク、ヒューマニズム
https://kotobank.jp/word/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0-121135
また
ヒューマニズムの語源は、ラテン語で人間的なものを意味する
「フマニタス(humanitas)」から。
この人間的なものとは、持って生まれたものではなく、後天的に、
教育により身につけるべきもの(教養)とされていました。
そして、この言葉は、古代ローマ時代には、ローマ市民ではない、
ローマ帝国の領域の外側の野蛮なものbarbarusと対比して
使われていたのです。

哲学者の鷲田清一さんによれば、human(人間)、humanismの語源は
地面、腐植土(腐葉土)を意味するラテン語のhumus。
これはそもそもキリスト教で、神は天にいて、土からヒト(アダム)を
作ったところからきたという趣旨の発言をされています。

その意味で、謙虚という意味のhumilityもhumusが語源で、
土から創造された地上にいるヒトは謙虚でいろという意味が
秘められているのかもしれません。

この本の「あとがき」の中で、
《待つということは、その意味で、希望を捨てた後の希望の最後のかけらなのだろう。
あるいは、希望が崩れたあとでも希望を養う最後の腐葉土なのだろう。
「腐葉土」、humus、「ヒューマン」の語源である。待つことは「ヒューマン」
という意味の根っこに食い入っている。ちなみに、humusはhumility(謙虚)
の語源でもある》と書かれています。

以下の本では、

《英語のヒューマンhumanという語は、フムスhumusという、地面とか腐食土を意味する
ラテン語からきている》《なさけない、卑しい、みすぼらしいを意味するハンブルhumbleも、
やはりhumus(腐食土)を語源としている》

フムスはhumus 、腐植土・腐葉土という意味で、
語源はラテン語の「大地」と辞書にも記されています。
https://ejje.weblio.jp/content/Humus

旧約聖書によれば、ヒト(アダム)は、
神が土に息を吹き込み作ったと。
それ以前のシュメール文明でも、
ヒトは土からとの考え方があるようです。

土=ヒトは親和性があるのかもしれませんね。

〇ユーモアhumor
 ラテン語(h)umor「液体(体液)」が語源。
 この派生としてhumidus「湿った」、uvidus「湿った」など。

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