東京のお盆は過ぎてしまいました。
母が亡くなった祖母のことについて、
語るとはなしに、語っていました。
きつい性格の人だったけれど、
母とは相性が良く、
世話をした御礼に
いろいろなモノをもらったそう。
元祖「断捨離」女子というか、
ミニマリストというか、
年を重ねるにつれて、お金も含め、
身の回りのモノをどんどん手放していって、
亡くなる時には、本当に生活に必要な
最小限のモノだけで暮らしていたとのこと。
その祖母が良く語っていたのは、
「モノは小さく軽いが良い」ということ。
服でも、バッグでも、また包丁、鍋などの道具でも、
同じ機能を果たすなら、小さくコンパクトで、
しかも軽いものが優れていると。
小さくて軽いと、使う時にも使いやすくなり、
また収納場所のとらず、また持ち運びもしやすいので、
どんどん持ち運び、活用することができる。
外出する時も、小さな袋に、
必要最小限のものを詰め、
出かけていたんだそう。
年をとると、これまで平気だったものの重さが身に応える。
そうすると、その重さでそれを使うのがおっくうになり、
また外出も控えるようになる。
一方で、軽い小さなものだと、軽いので使いたくなり、
また身軽なので、外出するのもいやにならないと。
そしてこの小さく、軽くというのは、
モノだけでなく、人生についてもそうだと。
人生の荷物も小さく、軽くしておくと、
肉体、精神も楽になり、動ける。
人生で失敗したり、しくじるのは、
自分の器量に対して大きく重いものを
持ちすぎているときだと。
いつも背中に大きく重い荷物をしょって、
取引先を歩いている自分は、
「なるほどなー」と感心することしきりです。
今、当たり前として持っているモノが、
果たして必要か。
もっと減らせないか、軽く小さくできないか。
見直して見る必要があるのでしょうね。
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