「いらなくなった本棚、譲ります」と、大量の蔵書を整理・処分した知合い。「本の並びは自分の頭の中の歴史」。

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読書週間が始まりました。

最近では、電子書籍が徐々に
普及していているようです。

電子書籍なら、何冊あろうが、
体積が増える心配はありません。

それに比べて、紙の本は、
増えれば増えるだけ、部屋を占領していきます。

書斎だけでなく、トイレ、廊下、階段などに、
あふれた本に悩んでいる愛書家の方は多いのでは
ないでしょうか。

自分よりずいぶん上の先輩が、
仕事、生活を変えることになりました。
仕事場を借りていたのですが、そこを
引き払い、また一軒家のご自宅も処分し、
マンションに引っ越しをされるそう。

それを機会に不要なものを整理すると。
家・仕事場の中でもっとも場所を
とっているのが、本・雑誌類。

これを機に思い切って整理・処分することに。
目標は本棚2本分。従来の10分の1の冊数。

とにかく残したいものには、
テープで印をつけたそうです。
(その時点ではまだ目標オーバー)

それから後輩、知合いなどを仕事場、家に呼び、
印欲しいものはもっていっていいと呼びかけた
のですが、ほとんど減らなかったそう。

続いては、本の買い取り業者に売ることに。
申し込むと、段ボールを無料で送ってきたといいます。

そこに詰めて、業者に送ると、しばらくして、
買い取り額の提示があり、それに納得すれば、
口座に振り込まれて手続き終了。

その正確な額は教えてもらえませんでしたが、
万の単位に届くか届かないかくらいだと。

おそらく買った額の100分の一ほどではないでしょうか。

それでも処分できたということで
あきらめがついたといいます。

そうそう、その知人がそうした本の整理をするにあたって、
先に処分した人からアドバイスをもらったとか。

そのアドバイスの一つが、
本棚に並んだ状態の写真をとっておくこと。
つまり背表紙が並んだ状態を記録しておくこと。

電子書籍にはない、紙の本の良さは、
図書館、本屋のように背表紙をざっと眺められること。
その並びで、これまで自分が読んできた、買ってきた
本の歴史、また自分の本を読んだ感想、思想が蘇るのだと。

なるほどそうかもしれませんね。

紙の本だと、本棚のどこに置いてあったかとか、
一冊の本だと、本の厚みのどのあたりか、
ページの中の位置で、書かれていた箇所を
思い出したりします。

本がある空間、また本自体の中に、
これまで本とともに過ごした
楽しい時間が詰まっているのかもしれません。

本を整理した知人は、そうすることで、
もう一つ不要になったものが出ました。

それは本棚。
長い間使ったものですが、まだ新品同様。
このまま捨てるには惜しいと、やはり
知人・友人に譲る旨、告げたそう。

けれど反応は鈍かったそうです。

また知人に教えられ、
地元の情報交換サイト(アプリ)にも情報を
流したものの、問い合わせはほとんどなかったとのこと。

今どきは、家に立派な本棚
という時代ではないのかもしれませんね。

このまま引き取り手がいなければ、
粗大ゴミとして区に有料でひきとってもらうとのこと。

なんだかもったいないことですね。

プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
ブログ「トクダス」
https://nikitoki.blog.ss-blog.jp/
ブログ「人生やり残しリスト」
https://yarinokoshi.blog.ss-blog.jp/

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