アルファフェイバリット英和辞典第2版を読む。
cabbage キャベツ、甘藍
《芯の部分はheart,葉の部分はleafと言う》。
もうずいぶん前のことになるが、キャベツ人形がはやった。
これは小さい時に、「キャベツから生まれた」と聞かされた
人が、その話をもとに人形を作ったというもの。アメリカ、
そして日本でも一瞬だがブームになった。
大学の時だったか、長野の嬬恋村に夏の時期に
ゼミ合宿だが、遊びにだったか、訪れたことがある。
広大なキャベツ畑が広がっていて、キャベツが畑になって
いるのを初めて見た。出荷しおわった畑を見たが、大量の
外側の葉っぱが捨てられていた。もったいないと思ったが、
農家の人に言わせると、外側の葉は固く、また色も余り
良くないことが多いので、捨てないと消費者に好まれない
と話していた。ただキャベツで一番栄養価が高いのは、
この外側の葉なんだそう。(あとは芯)なのでもったいない
とおもいつつ切り落とすのだという。
またこれは昔、仕事場があった近くにあったトンカツ屋さんで
聞いた話。そこではキャベツはおかわり自由。トンカツは
もちろんだが、この繊切のキャベツがとても柔らかくて
美味しかった。その秘密を聞いてみたら、切った後に水に
つけるのがシャキシャキとするコツと聞いたが家でやっても
そうならなかった。そこは手切りしたが、スライサーを使って
いる店も多い。切る向き、細さ、水でさらす時間などに秘密が
ありそうに思う。また近所の鰻屋では店で食べると、その店
特製のキャベツのお新香が出る。それを食べると消化が良くなる
と言う。胃腸薬にキャベジンというのがあるが、それは、
キャベツの成分からとったものだと聞いた。後で調べてみると
本当だった。キャベジン=ビタミンU。ビタミンUはキャベツの
汁から発見された成分ということで、キャベジンと名付けられた。
細胞分裂を促し、胃腸の粘膜の新陳代謝を盛んにし、傷ついた
胃腸の粘膜修復に必要なタンパク質を核酸から合成する働きや
胃酸の分泌を抑える働きがあるという。キャベツは素晴しい。
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現在は、キャベツを発酵させた乳酸キャベツ、
酢キャベツというのがはやっているらしい。
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