2016年12月23日、金曜日の天皇誕生日。
あなたはどう過ごされましたか?
平日、祝日に限らず、
金曜日の夕方になると
思い出すことがあります。
それは、爪磨きと耳掃除です。
なんのことか?
もうずいぶん前のこと。
働き始めた20代の頃、
ある職場で仕事をしていました。
男性の先輩が金曜日の夕方、
終業前になると、
「じゃー、ちょっと」と言って、
どこかに行ってしまいます。
20分ほどすると戻ってきます。
しばらくして終業し、どこかに出かけていくのです。
毎週のことなので不思議に思い、
あるとき尋ねたことがあります。
「金曜日の終業前に何をしにどこかに
でかけているのですか?」
そしたら答えは、そう爪磨きと耳掃除だったのですね。
明日土曜日はお休み。
金曜日の夜は、誰か(主に女性)に会う。
そのとき身だしなみ、髪、ひげなどはもちろん、
わすれがちな、爪と耳の手入れをするのだと。
男性は余り気にしないかもしれませんが、
女性は、初対面の人、またよく知った人でも、
爪そして耳がきれいかどうか、よーく見ているのだそう。
なので、その先輩は金曜日の夕方に、
爪を整え(爪切りでは切らず、磨くらしい)、
綿棒などで耳掃除、ついでに耳毛を処理するとのこと。
自分も毎週金曜日夕方ではないのですが、
定期的に爪と耳(さらに鼻毛)には気をつける
ようになりました。
上に書いた先輩は、仕事よりも、
その後のことを考えた身だしなみですけれど、
ずっと営業をしていた知合い、そして、
ホテルに就職した大学時代の友人は、
始業前に自分そして同僚がお互いに、
身だしなみをチェックするよう。
営業畑ひと筋の知合いは、
退職後もその癖が抜けず、
毎朝、鏡を前に点検を行っているそうです。
頭の上から順に、
髪の毛
眉毛
目 (目やになどがついていないか)
鼻 (鼻の頭がてかっていないか、鼻毛は出ていないか)
耳 (耳毛、耳垢など 横を向いて確認)
口 (歯、口臭は? 舌苔)
手指・爪 (手・指はきれいか、爪は整っているか)
(服装などについては省略)
知合いはこうしていつも清潔、
きれいさを保っているようです。
そしてあるとき、信じられない話を
介護に携わっている人から聞いたそう。
その方がみていた80代の男性。
耳が遠く、テレビの音も大きくしていたのだそう。
けれどあるとき、ヘルパーさんが、
耳の穴が非常に汚れていて、
耳垢がたまっていることに気づいたのだそう。
現在では、ヘルパーさんが、
耳掃除をすることはできますが、
当時はできず、80代の男性の
離れて住んでいる家族に相談。
耳鼻科を受診したところ、
耳垢がたまって耳穴をふさいでいる
耳垢塞栓に近い状態だったのだそう。
(現在でもヘルパーさんは、耳垢塞栓の除去はできない)
この耳垢をとってきれいにしたところ、
その男性は耳が少しよく聞こえるようになり、
活発に行動するようになったそう。
耳が遠くなると、情報量が減り、
認知能力が低下し、認知症に移行
することもあるんだそう。
たかが耳垢と侮ることは危険なんですね。
また耳は徐々に遠くなるので、
一人暮らしの場合など、その能力の
低下に気づかないことも多いそう。
このため、周囲の人が気づいたら、
やはり耳鼻科を受診し、補聴器など
適切な用具を用い、聴力の低下を
補ってあげる必要があるとのこと。
視力が悪くなったら、メガネをかけますが、
それと同じように耳の能力の低下には、
補聴器などが必要なんですね。
聴力の低下はともかく、
耳垢で耳の穴が詰まったり
しないようにするためには、
定期的な耳掃除が重要なようです。
〇癖になって、毎日のようにやり過ぎると、
かえって耳の穴を痛め、かさぶたが出来たりする。
やり過ぎ、力の入れすぎには注意。
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