「にらみ鯛」のないお正月。暮れになると毎年、魚屋に注文していた祖母。

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Xmasがあけて26日。

近所では、毎年恒例の
「歳の市」が始まりました。
お正月用品の販売が始まっています。

わが町内は、取り決めで門松、注連飾りを
しないことになっており、そのかわりに、
紙に印刷された注連飾りが配られます。

今朝、町会の役員さんが配りにやってきました。

お正月の準備で思い出すことの一つが、
大阪の祖母の家で行っていた
「にらみ鯛」です。

ご存じでしょうか?

おめでたい魚の鯛。
その尾頭付きの塩焼きです。

お正月の三が日の間は飾っておき、
それが済むといただきます。

「にらみ鯛」は、お正月だけでなく、
おめでたいご祝儀の席でも出てくる縁起物。

その場では食べずに飾っておき、
見ている(にらんでいる)だけ
ということから、こう言われるのだそう。

祖母は、毎年、暮れの今頃になると、
近所のマート(マーケット)の中にある
魚屋さんに、にらみ鯛を注文していました。

大きさによって、値段が違い、
「目の下三寸」なんて大きな鯛は、
飛び上がるほどの価格がついていました。

いろいろな商売をしていて、
景気が良かった頃は、
そうしたかなり大きな鯛を買っていたよう。

このにらみ鯛。
他のお宅では座敷の床の間や
神棚に飾ってあったりするのですが、
祖母の家では、玄関を入ったあがり口のところに、
黒の漆塗りのお盆に和紙(紅白)、松、南天などと
ともに飾られていました。

なんでも外から魔がいるのを防ぐという
役割もあるからと言っていました(本当か?)

それもあるのでしょうが、座敷、神棚のある所は、
暖房もしているのに対し、玄関は暖房をしていないので、
傷みにくいということもあったのではないか
と思っています。

自分は、このにらみ鯛を食べた記憶がないのですが、
姉たちは、三が日が終わった4日の朝のお雑煮や、
夕飯におかずとして食べさせられたと話しています。

「食べさせられた」と書いたのは、
余り美味しくなく、いやいやだったからです。

残った頭や骨も無駄にはせず、
しっかりと焼いて、出汁をとったりしたとのこと。

祖母の姉はこうしたことにはうるさかったようで、
「ちゃんと出汁をとったか」と確認するのが
常だったといいます。

祖母が亡くなってから、お正月に
大阪の家を訪れることは
なくなったのですけれど、
誰も食べたがらないこの「にらみ鯛」は、
次第に買わなくなったそう。

なんだか寂しい気もしますが、
お正月の風習も時代とともに、
なくなっていくのかもしれませんね。

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