大竹しのぶさんがスリランカで体験したシロダーラ。悲しい思い出が次々と。

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女優・大竹しのぶさんが、
朝日新聞夕刊に連載しています。

3月10日の話題は、
スリランカで1週間にわたっての
伝承医学アユールヴェーダの体験。

4日目に実施したシロダーラという
トリートメントについて詳しく書かれています。

2017年3月10日朝日新聞
《(大竹しのぶ まあいいか:152)そしてまた、優しくなれる》
http://www.asahi.com/articles/DA3S12835642.html

まずアーユルヴェーダというのは、
インド、スリランカなどに
伝わる伝統的な医学のこと。

西洋的な治療のみならず、日常の過ごし方、
食事、運動といった生活のすべてに
及ぶ考え方のようです。

その中でシロダーラは、
《温めたオイルを額の真ん中に20分ほど、
ゆっくり静かに流し続ける》という療法の一つです。

このトリートメントは、
《自分でも気づいていない「毒素」を引き出す効果がある》そう。

これを体験した大竹さん。
どんな「毒素」が出たのか?

《いきなり、私が子どもの頃の、台所にいる母の背中が
浮かんできた。私たちが食事をしているすぐ横でお茶わんを
洗っている母の後ろ姿。》

小さな大竹さんは、次のように感じていたようです。

《「お母さんは、いつもいつも働いてばかりだ。
どうして今、ここに座ってくれないのだろう」》。

続いては、《私が30代の頃に住んでいたマンションのリビングに。
小学生の息子の明日の時間割をチェックし、必要な物をランドセルに
入れてしまう母に、私は少しきつい調子で「忘れ物をしたらしたで、
自分の責任だから、そろえないでほしいの」と言いながら部屋に入る。
私の背中を、悲しそうに見る母の顔がはっきりと浮かぶ。》

3つめは、《私が小学2年の時に犬に噛(か)まれた太ももの
傷痕が生々しく見えてくる》。

こうした《悲しい記憶が次々と浮かんでは消え》、
さらに《その夜に見た夢も、苦しく悲しいものばかり》
だったとのことです。

「毒素」とは、物質的なものではなく
精神的なものだったようです。

《悲しみや怒り、強いショックなど、
人は忘れているつもりでも脳が覚えている。
それらを外に出して脳をクリアにして
新しい心地よい記憶に変えていく》働きが、
シロダーラにはあるようです。

大竹さんは、
《私たちのために働き続けた母、
子育てを手伝ってくれた母に、
改めて心から感謝し》と、
良い記憶に変えたみたいですね。

この文章を読んで、自分が一度だけ受けた
シロダーラのことを思い出しました。

日本のある場所で施術してもらいました。

ごま油の香りがする油が入った金属の
容器がベッドに寝ている自分の額の上に
置かれています。

そこから一筋の糸のように額の真ん中に
落ちてきます。

体温より少し温かい油です。

受ける前は油だから気持ち悪いと思っていたのですが、
全くそんなことはなく、額に落ちた後、広がり、
頭の後ろに落ちていく時の感触は
やさしくなでられているよう。

とても気持ちが良く、最初はいろいろと雑念がわいて
いたのですが、次第に油が後頭部に落ちるとともに
一緒に頭の中の考えが取り去られ、洗い流される
感じがしました。

あまたの中はすっかりからっぽになり、
真っ白の状態に。
いつの間にか深い眠りに落ちて、
気づくと、体に毛布がかけられ、
シロダーラはおわり、頭の余分な油も
すっかりぬぐわれていました。

大竹さんのように悲しい、つらい体験、
記憶がよみがえったりはしなかったのですが、
頭の中の悪い考え、もやもやした気持ちが、
油とともに出て行って、排泄された気分になり、
爽快感がありました。

大竹さんのエッセイを読んで、
今度はインド、スリランカで、
時間をかけてアーユルヴェーダを
体験したいと感じました。

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プロフィール
この記事を書いた人
niki

35年以上にわたり、TV、ラジオ、
イベント制作に携わる。30年余
り、放送関係の専門学校講師を
勤め、企画書、台本の書き方を
教える。10年余りホテルの食に
関するHPの制作、コンサルタ
ントも、行う。新聞は小学4年生
から読み始め、多い時には13紙
を愛読。
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