今朝2017年8月8日の東京新聞に、
《柳家小三治が療養へ》との記事が出ていました。
8月下旬から9月上旬にかけて、
病気の治療のため療養するとの内容です。
《治療する病名は明らかにしていない》
とあり、最後に《柳家小三治は長年リウマチを
患っている》と記されていました。
柳家小三治師匠の大ファンなので、
とても気になりました。
その後、自宅でとっている
日刊スポーツを見たら、さらに驚きの内容が。
《人間国宝77歳柳家小三治がアルツハイマー疑い告白
[2017年8月8日7時56分 紙面から]》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1868718.html
2017年8月7日、池袋演芸場の高座のマクラで、
自身にアルツハイマーの疑いがあることを
明かしたと書かれていました。
今年になって、言われたとのこと。
現在、治療中だそう。
その後のマクラでは、
岩倉具視や安倍晋三首相の
名前が出てきにくくなったものの、
「小言念仏」はよどみなく終えたようです。
さらに東京新聞には書かれていなかった
病名も、頸椎の手術のため入院とはっきり
書かれています。
柳家小三治師匠も77歳。
どこか不具合がでても不思議ではありません。
けれど実際に本人の口から知らされると、
ショックですねー。
ただ医者からはアルツハイマーとは告げられていないとのこと。
アルツハイマーの前段階の軽度認知機能障害(MCI)の場合、
治療、訓練などにより、アルツハイマーへの発症を遅くしたり、
抑えることができますので、早めに気づいて検査を受けたのは、
良かったですね。
今回の柳家小三治師匠のニュースで思い出すのは、
2年前のドキュメンタリー番組
「ザ・ノンフィクション」で放送された
三遊亭円丈師匠。
2015年6月7日(日) 14:00~14:55
《円丈 VS 老い ~あがく新作落語家~》
https://tvtopic.goo.ne.jp/program/cx/4299/863463/
記憶力が低下し、固有名詞、言葉が出てこなくなり、
紙に書いたり、タブレットを利用したりして、
懸命に高座をつとめる姿が紹介されていました。
三遊亭円丈 落語の世界(2016年12月で更新が止まっている)
http://enjoo.com/
円丈師匠のTwitter(こちらは更新されている)
https://twitter.com/3yuutei_enjo
演芸ホールに出演されたり、
自作落語を浪曲にしたり、
実験落語の会も予定されているよう。
活躍されていて一安心。
2014年、相当な危機だったことが書かれています。
《<2015年版おなじみのトリ日記> 更新:15/12/27》
《2014年は、円丈最大の危機だった~~~~よ》
http://enjoo.com/rakugo/rakugo/tori/2015tori.html
円丈師匠は、昭和19年12月10日生まれなので、
現在は72歳。
2014年、70歳になる前ころが危機だったんですね。
《定年時代
東京版 平成26年2月上旬号 東京版 平成26年2月上旬号
落語には“今”が必要 落語家・三遊亭円丈さん》
http://www.teinenjidai.com/tokyo/h26/02_1/index.html
このインタビューでは、
《「記憶の瞬発力は落ちた」と言う一方、「年齢を重ねたからこそ
できる噺もある」と語る。もともと好きなウオーキングを、
体力維持も考えて続ける中、新作「噺家と万歩計」(12年初演)の
着想を得た。》と語っておいでです。
円丈師匠にもできるだけ長く、
高座をつとめていただきたいですね。
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